どうもやる気がないんだけど、どうにかしてやる気を出したい・・・。そんな時は、超簡単にやる気スイッチを入れる5秒ルール(5秒の法則)を実践してみてください。
5秒ルールとは、「あれこれ考えずに、とにかくカウント5で行動を開始しろ!」という、至ってシンプルな行動メソッドです。
この5秒ルールを実行すれば、先延ばしがなくなり、時間に余裕が生まれ、自分に自信が持てるようになり、人生が好転し始めます。
この記事では、
- 5秒ルール(5秒の法則)とは何か?
- なぜ5秒ルールで人生が好転するのか?
- 5秒ルールを実践する3つのコツ
を解説します。
あなたの行動を後押しする「やる気スイッチ」を即座にONにして、仕事や勉強の効率化、最短で目標達成をするために役立ててください。
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簡単にやる気スイッチを入れる5秒ルール(5秒の法則)とは
5秒ルール(5秒の法則)とは?
何か行動をしようと思った時には、すぐさま「5、4、3、2、1」とカウントダウンをしてカウントゼロまでに行動に移すというルール。
「5秒ルールを続けると人生が好転する」という法則。
とてもシンプルで簡単なルールですよね。
なぜ5秒ルールが必要?
やる気とは、行動した後に自然と出てくるものです。
一番簡単にやる気を出すためには、まずは行動することなんですね。ですので、行動のスタートを切るために、自分自身に「5秒ルール」を設けます。
この「5秒ルール(5秒の法則)」は、パニック障害のために抗不安薬を20年も飲み続けていたというメル・ロビンス(Mel Robbins)氏が実践し、提唱したルールです。
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人生を大きく変えた「5秒ルール」提唱者のメル・ロビンス氏
元ニューヨーク州の弁護士だったロビンス氏は、引っ越し先のボストンで夫の起業がうまくいかず、彼女自身の転職もうまくいかず、家計の危機をアルコールで紛らわす日々を送っていました。
毎朝起きることが苦痛で仕方なかった2009年のある日、テレビでロケットの発射シーンを見たことで「5秒ルール」を思いつき、実践することで彼女の人生は大きく変化しました。
2年後の2011年には「TED」で講演するようになり、2017年には「5秒ルール」を記した著書『The 5 Second Rule』が刊行されました。この著書は全米で100万部を超えるベストセラーになり、テレビの解説者や講演者として活躍されるようになりました。
全米で100万部の大ベストセラーの日本語版
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「5秒ルール」がやる気スイッチを入れる効果的な理由とは?
「5秒ルール」がやる気スイッチを入れる効果的な理由は、やる気がどんどん出なくなる前に行動を始めることにあります。
ロビンス氏によると、脳には『自動運転』と『非常ブレーキ』の2つの役割があり、脳は普段と違うことをする際には『非常ブレーキ』をかけたがるとしています。
つまり、脳が『非常ブレーキ』をかける前に行動するから効果的なんですね。
脳の自動運転とは
脳の『自動運転』とは、無意識でできる習慣化された行動のことです。
例えば、朝起きてから会社へ出社するといった毎日行うルーティーンは、他のことを考えながらでも行動することができますよね。
脳は省エネで活動することを好みますので、できるだけいつもと同じ行動の『自動運転』をしたがります。
脳の非常ブレーキとは
脳の『非常ブレーキ』とは、いつもと違った行動をする時に無意識に拒否をしたがる力です。
例えば、ダイエットのためにジョギングを始めようとした際には、
- 「これから雨が降りそうだから、今日はやめようかな・・・?」
- 「なんだか体調が悪い気がするから、今日はやめようかな・・・?」
などと、やらなくても良い理由を探し出します。
拒否したがる理由は、無意識は「新しいこと=危険なこと」「慣れないこと=面倒なこと」という認識を持つ傾向があるからです。
「やらなきゃ・・・」と思ってから5秒以上経ってしまうと、脳はやらなくても良い理由をあれこれと探し出して、『非常ブレーキ』をかけようとするんですね。
ですので、無意識が非常ブレーキをかける前に行動してしまうことが大切だというわけです。
実際に行動してしまえば、一貫性の原理が働いて行動を続けやすくなります。行動を続ければ側坐核が刺激され、ドーパミンが分泌されてやる気が出てくるようになります。
TED Talks 映像(21:39 字幕機能付き)
こちらのTEDトークの動画では、「5秒ルール」を提唱したメル・ロビンス氏が『自動運転』と『非常ブレーキ』の例えを交えて、すぐ行動することの大切さを解説されています。
5秒ルール(5秒の法則)が人生を変える理由とは?
「5秒ルール」の実践を続けると、すぐさま行動に移す行為は習慣化されます。新しい行動が習慣化されれば、脳はその行動を『自動運転』してくれます。
つまり、すぐさま行動することが次第に楽になっていくんですね。
その結果、先延ばしをすることがなくなります。すぐさま行動ができるので、時間に余裕が生まれます。立ち止まって悩むことがなくなりますので、自分のことを好きになれます。
自分のことを好きになれれば、自分に自信が生まれます。すると、「5秒ルール」は快楽物質であるドーパミンを分泌させる行為になり、さらに5秒ルールをしたくなります。
そして行動はどんどんスピードアップして、人生を変えることができるんですね。
「5秒ルール」は自己効力感を高める超簡単なメソッド
「私ならできる!」と確信できる感覚のことを、心理学では自己効力感といいます。問題解決や目標達成のためには重要な感覚です。
「5秒ルール」は、5秒以内に行動することを積み重ねることで自信が生まれます。ですのでこの「5秒ルール」は、自己効力感を高めて目標達成するための、もっとも簡単な行動メソッドだと言えます。
「5秒ルール」を成功させる3つのコツ
超簡単な「5秒ルール」ではありますが、実践する際には3つのコツを使うと、さらに実行しやすくなります。
5秒ルールを成功させる3つのコツ
- 超簡単な第一歩目を考える
- なんでもいいから楽しいことを考える
- 実践するたびに自分を褒める
1. 超簡単な第一歩目を考える
「5秒ルール」の1つめのコツは、超簡単な第一歩目を考えることです。
例えば、朝ベッドで目が覚めて「今日一日でやらなきゃいけないタスクを考えたら、どうにもやる気が出ない・・・」という場合。この瞬間に「5秒ルール」を実行する際には、ベッドから飛び起きることだけを考えるようにします。
あるいは、数時間はかかりそうなレポート作成のやる気が出ないという場合。この瞬間に「5秒ルール」を実行する際には、まずは机に向かって椅子に座ることだけを考えるようにします。
先のことまで考えてしまうと、5秒のカウントダウンをしても面倒な気持ちが勝ってしまうことがあります。
ですので、赤ちゃんにでもできるようなベイビーステップを考えることが、「5秒ルール」を成功させるコツになります。
2. なんでもいいから楽しいことを考える
「5秒ルール」の2つめのコツは、なんでもいいので楽しいことを考えることです。
例えば、「今日はなんだか気分が乗らない・・・」という場合。この瞬間に「5秒ルール」を実行する際には、最近楽しかったこと、大好きな趣味のこと、遊びの予定など、なんでもいいので楽しいことを考えるようにします。
気分がすごく落ち込んでいるなどの場合には、5秒のカウントダウンをしても行動に移せないことがあります。
ですので、まずはドーパミンが出てくるような楽しいことを考えることが、「5秒ルール」を成功させるコツになります。
3. 実践するたびに自分を褒める
「5秒ルール」の3つめのコツは、5秒ルールを実践するたびに自分を褒めることです。
5秒ルールを実践するたびに「すぐに行動に移すって気分がいいな、よくやった私!」と自分を褒めることで、「次もまたやろう!」という気持ちになります。
例えば、洗い物を面倒に感じたけど、がんばって5秒ルールを実践した場合。洗い物を終えた瞬間に、「すぐに洗い物をしたから、面倒なことが一つなくなった!よくがんばったぞ私!」と自分で自分を褒めます。
自分の行動を褒めることでドーパミンが分泌され、徐々に5秒ルールを実践することが楽になっていきます。あまり自分を褒めない人にとっては、かなり効果的なコツです。
まとめ
以上、やる気スイッチを入れるための5秒ルール(5秒の法則)を解説しました。
5秒ルールとは、「やらなきゃ・・・」と思った瞬間にすぐさま「5、4、3、2、1」のカウントダウンをしてカウントゼロまでに行動に移す行動メソッドです。
その際には、
- もっとも簡単にできる第一歩目を考えること
- なんでもいいから楽しいことを考えること
- 実践するたびに自分を褒めること
が、5秒ルールを続けるコツです。
もしも、今まで「やる気が出ないから行動できない・・・」と考えていた場合は、「やる気を出すためにとりあえず行動しよう!」という意識に変えてみてください。
きっとその瞬間から、あなたの人生が変わり始めるはずです。
また、気分が落ち込んだりして「どうしても行動できない」と感じた時は、一瞬で気分を変える方法を試してみてください。
Next⇒「やる気を出すために一瞬で気分を変える6つの方法」
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