デザイン術

ちょっと待った!Webデザイナーにデザインを依頼する前の注意点

2015-09-25

Webデザイナー にデザインを依頼してはいけない理由

小さな会社や個人ビジネスの方が、安易にフリーのWebデザイナーにサイト制作を依頼してしまうと、Web集客には不向きなサイトになってしまう危険があります。

「え? Webサイトを作ってもらうんだから、Webデザイナーに依頼するのは当たり前でしょ?」と思われるかもしれません。

もちろん、綺麗なデザインを求めるだけなら何の問題もありません。ですが、集客や販売を考えているなら問題があります。

どんな問題があるのでしょうか?

この記事では、Webデザイナーにデザインを依頼する際の注意点についてお話しします。Web集客をする際には参考にしてみてください。

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Webデザイナーという職業とは

Webデザイナーとは、Webサイトのデザインとサイト構築ができる職業のことです。

Webデザイナーがどうやって仕事に就くのかを知ることで、デザインを依頼する際の注意点がわかります。

Webデザイナーに必要な2種類のスキル

Webデザイナーには、大きく分けると2種類のスキルが必要になります。

2種類のスキル

  • デザインを具現化する為のパソコンソフトのスキル(Photoshop / Illustrator / Fireworks / Dreamweaver・・・)
  • デザインをパソコン上で動かす為のプログラム言語のスキル(html / css / javascript / php・・・)

Webデザイナーになりたい人は、この2種類のスキルを学ぶ為にWebスクールへ通います。ただし、Webスクールで教えてくれるのはスキルだけで、デザイン理論は教えてくれません。

つまり、パソコンのスキルは手に入れたけど、何が良いデザインなのかを知らないままデザイナーとなってしまう人も多いんですね。

そして、デザイン学校や独学でデザイン理論をしっかり学んだ人であっても、デザイナーという職業に憧れを抱いた人が手掛けたいデザインは、その多くがイメージ広告のデザインだったりします。

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デザイナーが手がけたいイメージ広告とは

イメージ広告

「イメージ広告」で画像検索

イメージ広告とは、車やハイブランドのCMのような洗練された印象のあるカッコいいデザインで、大企業が行うブランディングのための広告です。

イメージ広告の効果を期待できるのは、年商300億円以上の企業だと言われています。

イメージ広告は多くを語りません。ビジュアルや鋭い言葉でイメージアップを図ることが目的です。広告費用と売り上げ効果はあまり関係がないので、不況になると一番最初にカットされる部分でもあります。

一般的なWebデザイナーが参考にするのはイメージ広告

多くのWebデザイナーが作りたいデザインは、イメージ広告のような見栄えのいいデザインです。新しくデザインを制作する際に参考にするのは、大企業のブランディングのためのコーポレートサイトです。

また、Webデザイナーにはコピー(文章)のスキルは必要ないので、コピーが書けるデザイナーはごくごく少数です。

コピーが書けるとしても、そのコピーは販売のためのセールスコピーではなく、イメージ広告に使うためのイメージコピーである可能性がほとんどです。

ただし、ブランディングのためのイメージ広告は、資金力のある大企業が用いる広告戦略です。

日本に存在する99.2%といわれる中小企業、特に小さな会社が取るべき広告戦略は、イメージ広告ではなくて、レスポンス広告です。

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小さな会社に必要なレスポンス広告とは

レスポンス広告

「レスポンス広告」で画像検索

レスポンス広告とは、ダイレクトメールや通販番組が代表的な例で、その場で購入の申し込みや反応が取れる広告のことです。

イメージ広告との決定的な違いは、オファーがあるかどうかです。

マーケティングにおけるオファーとは、一般的に『特典』の意味です。「私は◯◯という特典をつけて提供しますので、あなたは申し込みをしてください」と、その場で資料請求や購入といった行動を促します。成約率を上げるためには、オファーの内容が重要です。

オファーがあることによって、イメージ広告にはできない数値での効果測定ができます。そのため、何度もテストを繰り返して精度の高い広告に作り上げていくことができます。

売上を伸ばすのはデザインではなく、マーケティングとコピーライティング

このレスポンス広告に必要となる知識と技術がマーケティングであり、セールスライティングです。たとえWeb制作会社であっても、マーケティングの知識が乏しいと、ただの見栄えのいいデザインしか作れません。

コーポレートサイトを作る場合は、見栄えのいいデザインはもちろん大切な要素です。

ですが、小さな会社にとって一番重要な要素は、ブランディングのためのイメージアップではなく、売上げを伸ばすためのレスポンス(反応)を取ることではないでしょうか?

Webデザイナーになるためには、マーケティングのスキルは必要ありません。

ですので、Webサイトの制作を依頼する時には、マーケティングとコピーライティングに精通しているWebデザイナーに依頼するか、売れるデザインと売れるコピーを依頼者側が用意する必要があるんですね。

あなたが一般的なWebデザイナーに依頼するのなら、あなた自身がマーケティングとコピーライティングに精通している必要があります。

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まとめ

多くのWebデザイナーは、見栄えのいいデザインを作ることが仕事です。集客や販売に必要なマーケティングやコピーライティングは専門ではありません。

WebデザイナーにWebサイトの制作をお願いするのであれば、しっかりと反応の取れる、レスポンス型のサイト構築ができるデザイナーに依頼してください。

もしくは、あなた自身がマーケティングとセールスライティングを十分理解して、デザイナーには設計図に沿ったデザインのみを依頼することが大切です。

追伸

もしも「自分のビジネスではどんなWeb集客をすればいいの・・・?」という疑問があれば、当サイト(Web活用術。)の特別コンテンツを参考にしてみてください。

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  • この記事を書いた人

高木浩一

心理学と脳科学が好きなマーケティング・Web集客の専門家/解脱しかけのゲダツニスト/ 大企業のマジメな広告デザインから男性を欲情させるアダルティな広告デザインまで、幅広い分野を経験した元グラフィックデザイナー。心理面をカバーしたマーケティングとデザインの両方の視点をもつ。個人が個人として活躍する時代に向けて「使えるマーケティング」をモットーに情報発信中。

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