アイデア発想法

失敗しない!ブレインストーミングを正しく進める7つのフレームワーク

ブレインストーミングを失敗しない6つのフレームワーク

新しい商品サービスを考える時に行われる会議手法に、ブレインストーミングがあります。問題解決の場面でも使われる有名な手法ですが、一部では「あまり効果がない」といった意見もあるようです。

もしも「そうそう、ブレストってあんまりアイデア出ないんだよなぁ」と感じられたとしたら、ブレストの基本的な4つのルールと、正しく進める3つのポイントについて確認してみてください。

さらに、ブレストを正しく行うには、「アイデアを発想する」ことと「アイデアを整理する」ことを分けることも大切です。

この記事では、「ブレインストーミングを正しく行うためのルール」と、「アイデアの発想と整理を助ける7つのフレームワーク」をご紹介します。

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ブレインストーミングとは

ブレインストーミング(Brain Storming:BS法)とは、集団でアイデアを出し合うことで、一人では考えつかない発想を組み合わせて、斬新なアイデアが生まれることを期待した会議手法です。

その名のとおり、他人同士の頭脳(Brain)を嵐(Storm)のようにかき混ぜるようなイメージのアイデア発想法です。日本では一般的に、「ブレスト」と略されて呼ばれることの方が多いようです。

ブレインストーミングは、1938年にアメリカの広告代理店BBDO社で副社長をしていた、アレックス・F・オズボーン氏によって考案されました。オズボーン氏はブレインストーミング以外でも、オズボーンのチェックリストなど、いくつものアイデア発想法を考案した人として有名です。

ブレストを正しく進めるためには、「4つのルール」と「3つのポイント」を守る必要があります。ブレストを始める前に、まずは4つの基本的ルールを確認してみてください。

ブレインストーミングの基本的な4つのルール

ブレストを行う前に、知っておきたい重要な4つのルールがあります。

このルールを守らないと、新しいアイデアが生まれることが難しくなります。そのためには、事前にメンバー間でルールを共有しておくことが大切です。

  1. 批判しない
  2. 自由に発言する
  3. 質よりも量を重視する
  4. アイデア同士を結合する

1. 批判しない

ブレストを正しく行うためには、新しく出たアイデアはその場で判断しないようにします。

判断や批判をしてしまうと、自由な発想の妨げになってしまうからです。特に立場の高い人が批判してしまうと、メンバーが萎縮したり、やる気が阻害される原因になります。

たとえ「それは予算的に無理だろう」というアイデアだったとしても、「予算をクリアするためには何をすれば可能か」という、ポジティブな面からアイデアを広げるようにします。

2. 自由に発言する

たとえ「こんなことは当たり前かな?」というアイデアでも、自由に発言することを促します。

どんなに些細なアイデアでも、新しいアイデアのきっかけになることがあります。しかめっ面で会議をするのではなく、笑い合えるような、自由に発言できるゆるい環境づくりが大切です。

3. 質よりも量を重視する

「もっといいアイデアがあるはず・・・」と、悩んで黙っているよりも、できるだけ多くのアイデアを出すことを心がけます。

どんなにイマイチなアイデアでも、大歓迎のムードをつくる必要があります。大量のアイデアを出し合うことで、新しいアイデアにつながることを目指します。

4. アイデア同士を結合する

他人のアイデアに便乗して新しいアイデアを加えたり、結合させたりすることでアイデアの質を高めるようにします。誰がアイデアを出したのかを重要視するのではなく、チームとしてアイデアをつくっていくことを心がけます。

他人のアイデアに便乗する時には、「そうじゃなくて〜」と、批判してからアイデアを追加しないように気をつけることが大切です。

ブレインストーミングを正しく進める3つのポイント

ブレインストーミングを正しく進行するためには、3つのポイントがあります。

  1. メンバーを選ぶ
  2. 目的を明確にする
  3. 制限時間を設ける

1. メンバーを選ぶ

できるだけいろいろなアイデアを出すためには、考え方の違うメンバーであることが望ましいです。年齢・性別・経験それぞれ違うタイプで、3〜10人程度で行うのが最適な人数だと言われています。

2. 目的を明確にする

ブレストを行う前に、何について会議をするのか目標を明確にしておきます。

ブレストでは、アイデアの質よりも量を求めます。ですが、目的を明確にしていないと、ただ意見を出し合うだけで方向性を見失う危険があります。

3. 制限時間を設ける

新しい発想を生み出すためには、アイデアを出し合うことと、まとめることを別々に行うことがポイントです。

だらだらした雰囲気で、アイデアを出すだけで会議が終わらないように、あらかじめ「アイデアを量産する時間」「量産された似たアイデアをまとめる時間」を設定しておきます。

ブレインストーミングの進め方

ブレストのルールとポイントをふまえたうえで、ブレストを始めます。司会進行役か書記係を設けて、ホワイトボードか、大きめの紙か、たくさんの小さなカードを用意します。

アイデアを創出する時間には、出たアイデアをひたすら書いていきます。

アイデアをまとめる時間には、出たアイデアの中から、似たアイデア同士を近い場所に移動させて、見た目でわかりやすいように整理します。

アイデアの発想を助ける5つのフレームワーク

ブレインストーミングでは、自由にアイデアを出し合うことが大切です。

とは言え、自由すぎると、逆にアイデアが出てこないということも起こります。アイデアの発想は、あるルールを設けることで出て来やすくなります。

その際に役立つ、5つのフレームワークをご紹介します。

  1. ブレインライティング
  2. ゴードン法
  3. 希望点列挙法
  4. 欠点列挙法
  5. シックス・ハット法

1. ブレインライティング

ブレインライティングとは、沈黙のブレインストーミングと言われている発想法です。

話し合うことが苦手な人が多い場合や、一人が話し続けて進行してしまう場合に行うと、普通のブレインストーミングを行うよりも多くのアイデアを生み出せることがあります。

基本的には「6・3・5法」と呼ばれるルールに従って行います。

6・3・5法

  • 参加者は6人
  • 1ラウンドで3つのアイデアを考える
  • 1ラウンドは5分で行う

ブレインライティングのやり方

  1. メンバーを6人集めて、3×6マスのシートを1つ用意する
  2. それぞれの人がテーマについて、5分で3つのアイデアを書き込む
  3. 書いたシートを隣の人に回して、6人全員がアイデアを書く
  4. 書き終わったら、各メンバーが良いと思ったアイデアを2、3コ選んで全員で検討する

2. ゴードン法

ゴードン法とは、リーダー以外はテーマを知らない状態で、アイデアを出し合うブレインストーミングです。

通常のブレインストーミングでは、全員がテーマを知っているので、自由な発想でアイデアを出し合うといっても、固定観念にとらわれてしまう恐れがあります。詳細なテーマを知らずに、先入観がない状態で自由な発想をしてもらうことが、ゴードン法の目的です。

アメリカのアーサー・D・リトル社のウィリアム・ゴードン氏が、新製品開発のためにブレインストーミングをヒントにして考案されました。

ゴードン法のやり方

  1. リーダーがテーマを抽象的なキーワードにして、メンバーに発表する
    例えば、新しい文房具を考えるとしたら、テーマを「楽しい」「便利」などにする
  2. テーマについて、自由にブレインストーミングする
  3. 本来のテーマ「新しい文房具」を全員に伝えて、再度ブレインストーミングする

3. 希望点列挙法

希望点列挙法とは、アイデアを出す際に、テーマについて「こうなったらいいな」という、希望や願望からアイデアを発想する方法です。 現実や常識から一旦離れて理想を追求することで、自由なアイデアを出します。

列挙された希望点の中から良いものを選んで、実現しそうなアイデアへと整えていきます。

4. 欠点列挙法

欠点列挙法とは、テーマについて、欠点や不満な点などをあげて、解決方法のためのアイデアを発想する方法です。欠点を探す時は、クレーマーになったつもりで徹底的に粗探しをします。

列挙された欠点の中から重要なものを選んで、改善するためのアイデアを発想していきます。

5. シックス・ハット法

シックス・ハット法とは、6つの異なる視点(客観的・直感的・肯定的・否定的・革新的・俯瞰的)から、テーマについて考えるアイデア発想法です。一度に一つの視点から考えることで、普段の思考のクセを強制的に外し、新しいアイデアの発見をします。

水平思考を提唱したことで有名な、エドワード・デ・ボノ氏によって考案されました。

6つの視点の特徴

  • 客観的:実際の情報データに基づいた事実から、テーマについて考えます。
  • 直感的:テーマについて感情的な印象を考えます。
  • 肯定的:ポジティブに考えて、テーマについての良い面を探し出します。
  • 否定的:理論的な矛盾点や、失敗しそうな要因について、不安材料やリスクを探し出します。
  • 革新的:あらゆる可能性について、自由にアイデアを出します。
  • 俯瞰的:話し合いの方法について確認したい時や、結論について考える時に、冷静な視点で見ます。

シックス・ハット方の詳しいやり方は、「【シックス・ハット法】ひとりでもできる6つの視点でアイデアを出す発想法」の記事で解説しています。

アイデアの整理を助ける2つのフレームワーク

ブレインストーミングで出たいろいろなアイデアは、整理をしてまとめます。

その際に役立つ、2つのフレームワークをご紹介します。

  1. KJ法
  2. セブン・クロス法

1. KJ法

KJ法とは、カードにアイデアを書き出して、分類・整理することでアイデアを生み出す発想法です。ブレインストーミングで得られたアイデアをまとめる時に役立ちます。

1965年に、文化人類学者の川喜田二郎氏によって考案され、川喜田氏のイニシャルから、KJ法の名前がつきました。

KJ法のやり方

  1. テーマに関するアイデアを、小さなカードに書き出して並べる
  2. 似た内容のカードをまとめてグループをつくり、各グループに名前をつける
  3. グループが10コ以上できた場合は、さらに大きなグループとしてまとめて名前をつける
  4. 関連性のあるグループ同士が近くなるように並べ替える
  5. グループ同士の関係性を、線や記号を使って示す
  6. どのグループが最も重要か、順位をつける

2. セブン・クロス(7×7)法

セブン・クロス法とは、アイデアを7×7マスの計49項目に分類して、重要度を分かりやすくする発想法です。ブレインストーミングの内容を、重要度の高い順番に整理する時に便利な手法です。

アメリカの経営コンサルタントであったカール・グレゴリー氏によって考案されました。

セブン・クロス(7×7)法のやり方

  1. ブレインストーミングで出たアイデアを、小さなカードに書き出す
  2. カードを7つのカテゴリーに分類し、重要度の高い順番に左から右へ並べていく
  3. 各カテゴリーの中でも、重要度の高い順番に7つ、上から下へ並べていく

7×7マスの計49項目を整理して、マトリックス状の一覧表にすることで、出てきた意見の全体像をひと目で把握できます。重要な項目ほど左上にあるので、わかりやすいという利点があります。

必ず7×7マスである必要はありませんが、これくらいのアイデアを出すことで、重要な項目が見えてきます。

まとめ

ブレインストーミングをうまく行うためには、「アイデアを発想する」ことと「アイデアを整理する」ことを分けることが大切です。

出てきた意見は、その場でついつい判断してしまいがちですが、ジャッジは後に回して、まずはアイデアを量産することがポイントです。

また、忙しくて会議ができない場合などは、一人でアイデアを創出する発想法があります。

水平思考法エクスカーション法オズボーンのチェックリストSCAMPER法などは、一人でもできるアイデア発想法です。斬新なアイデアを発想することに役立ててみてください。


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