Webマーケティング術

Googleマイビジネスとは?店舗集客で必須なメリットとデメリット

2018-10-15

Googleマイビジネス とは

飲食店・販売店・美容室・治療院・学習塾など、あなたが店舗経営をされているのだとしたら、Googleマイビジネスへの登録はWeb集客の第一歩目となる基本戦術です。

Googleマイビジネスとは

Google(グーグル)マイビジネスとは、GoogleマップやGoogle検索で自社組織や店舗の情報・クチコミ情報などを表示できる情報サービス。ビジネスオーナーはGoogleマイビジネスに登録することで、情報内容を管理できる。

Googleマイビジネスは、店舗集客にとって次のようなメリットがあります。

  • インターネットから集客がしやすくなる
  • 簡易的なホームページの代わりになる
  • 認知度を広める可能性が高くなる

たとえ今現在、店舗のホームページ(Webサイト)を持っていなかったとしても、Googleマイビジネスは今すぐに無料で利用できるサービスです。

登録しない手はありませんので、まずはGoogleマイビジネスとは何かを知って、登録するメリットと登録しないデメリットの確認をしてみてください。

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Googleマイビジネスとは何か?をもっと詳しく

GoogleマップでのGoogleマイビジネス情報

Googleマイビジネスへ

Googleマイビジネスは、Google検索やGoogleマップなど、Googleサービス上にビジネスの情報が表示されるサービスです。2014年6月にGoogleプレイスとGoogle+(グーグルプラス)が統合されてできました。

検索ユーザーとビジネスオーナーの両方で行う特徴があります。

Googleマイビジネスの表示例

Googleマイビジネスの表示例

検索ユーザーができること+利用価値

検索ユーザー(検索する人)は実際にお店を利用した感想を、クチコミとして書き込むことができます。写真を投稿することもできますので、お店で体験したリアルな感想を他のユーザーに伝えることができます。

Googleは、検索ユーザーにとって役に立つ情報の提供を使命としています。

ですので、一部のポータルサイトにあるような、「お店側の利益のためにネガティブなクチコミは掲載しない」といった情報操作ができない仕様になっています。

そのためユーザーにとっては、公正なクチコミ評価を知ることができる情報サービスとなっています。

ビジネスオーナーができること+利用価値

ビジネスオーナーはGoogleマイビジネスに登録することで、GoogleマップやGoogle検索の結果画面に表示される、店舗の写真・電話番号・営業時間などの情報を管理することができます。また、クチコミに対して返信することができます。

さらに投稿機能を使えば、自社のイベントや商品・サービスなどの情報をGoogleマップやGoogle検索に直接公開することができます。

つまりビジネスオーナーにとっては、簡易的なホームページ(Webサイト)のような役割を持たせることができる情報サービスです。

店舗型のビジネスはもちろんのこと、宅配サービスや非店舗型ビジネスなど、店舗がないビジネスでもGoogleマイビジネスに登録・利用することができます。

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Googleマイビジネスの具体例

Googleマイビジネスはどのように検索ユーザーに使われているのか、具体例を紹介します。

  1. 固有名詞で検索した時の表示
  2. 業種名で検索した時の表示
  3. Googleマップアプリで検索した時の表示

Googleマイビジネスの具体例その1:固有名詞で検索した時の表示

例えば、ヨガに興味のある人が、知り合いから「◯◯のヨガスタジオって良いらしいよ」と教えてもらったとします。そんな場合は、まずは店名で検索して情報収集をしますよね。

店名などの「固有名詞」でGoogle検索した場合は、検索結果では検索キーワードについてまとめられた情報が画面の右側にボックス表示されることがあります。

このボックスのことは、「ナレッジグラフカード」や「ナレッジパネル」と言います。

ナレッジグラフ

ナレッジグラフ

ビジネスに関するナレッジパネルには、次のような情報が表示されます。

  • ビジネス名
  • 写真
  • ホームページ(Webサイト)のURL
  • 住所・営業時間・電話番号
  • クチコミの得点・件数・内容
  • 訪問数の多い時間帯
  • ビジネスの説明文
  • キャンペーンなどの投稿情報

これらの情報は、Googleがスマホからの情報やインターネット上のデータを自動収集して、Googleマップに情報を表示させています。

ですので、Googleマイビジネスに登録していないくても、すでにあなたのビジネスがGoogle検索やGoogleマップに表示されている場合があります。

そしてGoogleマイビジネスに登録すれば、ビジネス名・写真・ホームページのURL・住所・営業時間・電話番号・クチコミへの返信・ビジネスの説明文・キャンペーンなどの投稿情報を管理することができます。

ナレッジパネルは検索結果よりも注目されやすい

ナレッジパネルは検索結果をクリックしなくても、ある程度の情報を得ることができます。

スマートフォンの場合も、ナレッジパネルは検索結果の上位に表示されます。ホットペッパー・ぐるなび・食べログなどのポータルサイトよりも上位に表示されることになります。

ですので、あなたが店舗型のビジネスオーナーなら、ナレッジパネルに掲載させる情報を充実させれば、それだけで検索ユーザーに大きなアピールができるということです。

自社Webサイトを持っていれば、興味を持った人が訪問してくれる可能性も高くなり、Webサイトでブランディングを構築していればファンを増やすことにつながります。

Googleマイビジネスの具体例その2:業種名で検索した時の表示

「業種名」で検索した場合は、Googleは位置情報に基づいて、現在地からもっとも近いお店(企業)を中心にして検索結果として表示してくれます。

例えば、腰痛に悩む人が整体院を探すために、Googleで「腰 整体院」と入力して検索したとします。

検索結果画面のGoogleマイビジネス

検索結果画面のGoogleマイビジネス

検索結果画面では、一番上には広告枠があり、二番目に地図(Googleマップ)と一緒にお店の一覧が表示されます。ここに表示されるのがGoogleマイビジネスの情報です。

「地域名+業種名」で検索した場合も、地図(Googleマップ)が検索結果よりも上位に表示されます。

Googleマイビジネスの情報は検索結果よりも上位に位置していますから、自然と目につきやすいですよね。ウェブサイトへのリンクがあったり、お店へのルートを表示できる機能がついていますから、検索ユーザーの条件に合ったお店を選びやすくなります。

さらに地図や各店舗をクリックすれば、詳細情報が表示されます。

Googleマイビジネスの情報画面

Googleマイビジネスの情報画面

この詳細情報は、Googleマイビジネスに登録することで管理ができます。

あなたが整体院の経営者なら、Googleマイビジネスへ登録して、電話番号や営業時間などの正しい情報を管理することで、患者さんが来院しやすくなるということです。

Googleマイビジネスの具体例その3:Googleマップアプリで検索した時の表示

スマートフォンのGoogleマップアプリを使って、池袋でイタリアンレストランを探すとしたら「池袋 イタリアン」というような検索をしますよね。

あるいは、現在地から近くにあるイタリアンを探すために、ただ「イタリアン」と検索すると思います。

Googleマップのアプリで検索

スマホのGoogleマップアプリで検索

地図やリストから各店舗をタップすれば、そのお店の詳細情報を閲覧することができます。ここに表示されるのが、Googleマイビジネスの情報です。

Googleマイビジネスの情報

Googleマイビジネスの情報

初めて行くお店などは、ある程度の情報がないと不安ですよね。

営業時間や電話番号がわからなければ、そのお店を選ぶ要素が一つ減ることになります。飲食店などの場合は店内の様子やメニューの写真があれば安心材料になりますし、クチコミ情報があれば、クチコミを参考にすることができます。

あなたが飲食店の経営者なら、店外写真や店内写真、メニュー写真などの情報をGoogleマイビジネスで管理をすることで、お客さんが来店しやすくなるということです。

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Googleマイビジネスに登録しないデメリット

先ほど説明したとおり、たとえGoogleマイビジネスに登録していなくても、すでにあなたのビジネスの情報がGoogle検索やGoogleマップに表示されている場合があります。

「じゃあ登録しなくても大丈夫じゃない?」と思われるかもしれませんが、インターネット上のデータを自動収集しただけの情報は間違っている場合があります。

  • 店名(企業名)が間違っている
  • 全く関係のない写真が掲載されている
  • 営業時間が間違っている
  • 電話番号が間違っている

もしも、このような間違った情報が掲載されたままの場合は、ビジネスオーナーにとっては損失でしかありませんよね。間違いに気づくのは、ビジネスオーナーや一部の関係者だけです。検索して情報を集めようとしている人は、間違いかどうかはわかりません。

つまり、Googleマイビジネスに登録して正確な情報を掲載させないのは、デメリットでしかないということです。

Googleマイビジネスに登録しているお店としていないお店の比較

また、Googleマイビジネスに登録して情報を管理しているお店と登録していないお店とでは、次のような違いが生まれます。

Googleマイビジネスに登録しているお店と登録していないお店の違い

あなたが2つのお店を見比べたなら、どちらのお店に行きたいと感じるでしょうか?

当然、情報量が多いことで安心材料が増えますよね。写真が多ければ参考になりますし、クチコミがあれば判断基準にできます。さらにクチコミの点数が高ければ信頼性も高くなります。

このように、Googleマイビジネスに登録して情報を管理するのとしないのとでは、インターネットで情報を収集した人が来店するかどうかを決定する重要な要素になり得るんですね。

ネガティブなクチコミの放置は危険

クチコミ情報は、店舗集客にとって非常に重要な要素です。

あなたのビジネスに対してネガティブなクチコミが書き込まれた場合は、そのまま放置しておくと他のお客さんへもネガティブなイメージを与えてしまう可能性がありますよね。

もしも悪意のある書き込みがあった場合は、知らない間にお客さんがどんどん少なくなってしまうことだってあり得ます。

Googleマイビジネスに登録していれば、クチコミに対して返信することができます。あきらかな名誉毀損や、事実とは異なるクチコミなどの場合は、Googleに報告して対処してもらうことも可能です。

クチコミへの対応次第でネガティブな印象は変えることができますので、しっかりと対応したいところですね。ポジティブなクチコミに対しても、お礼の返信をすればリピーターにつながる可能性が高くなります。

どのような姿勢で返信するのかを決めておけば、それだけでもブランディングの構築ができるんですね。

スマホでのGoogleマップの月間利用者数は約3300万人

2017年の調査によると、日本においてスマートフォンでGoogle検索を利用している人数は月間で約6000万人、Googleマップは約3300万人です。
引用データ:ニールセン2017年 日本のインターネットサービス利用者数ランキングを発表~

これほど多くの利用者がいますので、もしもあなたがGoogleマイビジネスに登録していなくて、ライバルがGoogleマイビジネスで適切な情報を掲載させているとしたら、お客さんをライバルに奪われっぱなしになるかもしれないということです。

逆にライバルがGoogleマイビジネスに力を入れていないようなら、お客さんを獲得するチャンスというわけですね。

Googleマイビジネスに登録するメリット

Googleマイビジネスに登録することで得られるメリットをまとめると、次のとおりです。

  • 無料で登録・利用ができる
  • お店(企業)の情報を正しく伝えることができる
  • お客さんの目に触れる機会を増やせる
  • インターネットからの店舗集客に役立つ
  • クチコミに返信して親密度を高められる
  • 簡易的なホームページの代わりになる
  • タイムリーな情報を発信できる
  • お客さんの行動分析ができるようになる

Googleマイビジネスは、キャンペーンやイベント、新着アイテムの入荷など、タイムリーな情報を投稿することができます。お客さんが注目する情報を投稿できれば、さらに集客に役立つことができます。

またGoogleマイビジネスでは、Google広告(旧Google AdWords)と連携ができたり、お客さんの行動分析ができるようになります。

アクセス解析では、次のような行動分析ができます。

  • 検索に使用された語句
  • ウェブサイトの閲覧数
  • 写真の閲覧数
  • 閲覧してきたユーザーのアクセス地域
  • ユーザーが電話をかけたタイミングや回数

分析した情報を元に、どんな情報や写真を掲載すれば、より売上につながるのかを対策することができるんですね。

ですので本格的なWeb集客を始めるなら、まずはGoogleマイビジネスで掲載させる情報を充実させて、自社Webサイトを使ってブランディングを構築していくことをおすすめします。

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オーディブルの案内

飲食店で特に参考にしたいGoogleマイビジネスの本

もしもあなたが飲食店を経営されているのなら、こちらの書籍を読むことで、Googleマイビジネスやその他のWebサービスを使ってお客さんを増やす方法がわかるようになります。

インターネットの知識がゼロでも読みやすい、集客に役立つ一冊です。

Webを使った店舗集客では「MEO対策」と「写真撮影」が重要

インターネットを使った店舗集客で必須の対策が Googleマイビジネスの登録とMEO対策、そして写真撮影です。

MEO対策とは、あなたのお店に関連するキーワードが検索された際に、Googleマップの上位に表示させる対策のことです。「MEO」は地図エンジン最適化(Map Engine Optimization)の略で、「ローカルSEO」「GoogleマップSEO」とも呼ばれます。

あなたのお店の情報をより上位に表示させることができれば、ダイレクトに集客に結びつき、オススメされる機会が増え、さらに集客機会を増やすことができます。

ですのでMEO対策は、ぜひ基本だけでも押さえておいてください。

実店舗オーナー必須のMEO対策本。

また、Googleマップで重要になるのが、お店の写真です。

なぜなら、画質が悪くて暗い素人写真の場合は、“行ってみたいお店” の選択肢から一瞬で外されてしまうからです。写真がマイナス効果を生まないためには、プロレベルの綺麗な写真を載せるようにしてみてください。

ホームページ、SNSなど、すべてに使える撮影テクニック。

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まとめ

Googleマイビジネスとは、店舗型ビジネスのオーナーにとってはインターネットからの集客に役立つ便利なサービスです。

無料で利用できますので、登録内容を充実させて店舗集客に役立ててください。

次の記事では、Googleマイビジネスの登録方法を解説します。
⇒「Googleマイビジネスの登録方法|オーナー確認までサクッと完了!

追伸

もしも「自分のビジネスではどんなWeb集客をすればいいの・・・?」という疑問があれば、当サイト(Web活用術。)の特別コンテンツを参考にしてみてください。

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高木浩一

心理学と脳科学が好きなマーケティング・Web集客の専門家/解脱しかけのゲダツニスト/ 大企業のマジメな広告デザインから男性を欲情させるアダルティな広告デザインまで、幅広い分野を経験した元グラフィックデザイナー。心理面をカバーしたマーケティングとデザインの両方の視点をもつ。個人が個人として活躍する時代に向けて「使えるマーケティング」をモットーに情報発信中。

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