マーケティング術

マーケティングのおすすめ本【17冊】初心者が実践・理論・思考を鍛える一冊

2018-01-10

マーケティングの超おすすめ本

マーケティングとは、簡単にいうと「売れる仕組みをつくること」です。売り込まなくても売上げを最大にする流れをつくることが理想的なマーケティングです。

とは言え、マーケティングを知らないと、「売れる仕組みってどうやってつくればいいの?」という疑問が浮かびますよね。

そこでこの記事では、マーケティング初心者が今すぐ実践に使えるおすすめ本を紹介します。無駄な方向へ努力しないでいいように、ビジネスを安定して成長し続けるために参考にしてみてください。

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マーケティング初心者が今すぐ使える超おすすめ本【17冊】

ここでは、マーケティングに関する本を100冊以上読んでいる僕が、わかりやすくて勉強になったと個人的に感じた書籍を紹介します。いずれも面白く読み進めることができる、すごく優秀な本です。

目的別にカテゴリーを3つに分けて、紹介していきます。

マーケティングを実践したい

  1. ドリルを売るには穴を売れ
  2. 実践マーケティング戦略
  3. あなたの会社が90日で儲かる!
  4. 不変のマーケティング
  5. 究極のマーケティングプラン
  6. ハイパワー・マーケティング
  7. 【新版】ランチェスター戦略 「弱者逆転」の法則
  8. USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
  9. 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
  10. たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング

マーケティング理論を知りたい

  1. ノヤン先生のマーケティング学
  2. これ、いったいどうやったら売れるんですか?
  3. 売ってはいけない 売らなくても儲かる仕組みを科学する

マーケティング思考を養いたい

  1. ポジショニング戦略
  2. 売れるもマーケ 当たるもマーケ
  3. 「紫の牛」を売れ!
  4. マーケティングは「嘘」を語れ!

あなたがマーケティングについて全くの初心者なのであれば、まずは気になった1冊を読んでみてください。そして「わかりやすい!」と感じたら、同じ著者の別の本も読んでみてください。

同じ著者の本を複数冊読むことで、より多くの知識を吸収できて、より理解が深まります。

また興味深いことに、個人・中小ビジネスがマーケティングを実践するための本には、小難しいマーケティング理論はほとんど出てきません。大企業が行うマーケティングではない限り、小難しい理論などはほぼ必要ないということですね。

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1. ドリルを売るには穴を売れ/佐藤義典 著

ドリルを売るには穴を売れ

もしもあなたが、「どうやってお店を繁盛させよう?」と悩んでいるお店の経営者であれば、こちらの『ドリルを売るには穴を売れ』がおすすめです。

こちらの本は、マーケティングの初心者である新人女性社員がイタリアンレストランのマネージャーになって、潰れかけのお店を立て直すというフィクションのストーリーを交えながら、マーケティングがやさしく解説された一冊です。

著者は、MBAで経営戦略をマスターして豊富な経験を持つマーケティングコンサルタントであり、ストーリーテリングにも定評がある佐藤義典さんです。

「どうやってお店を繁盛させるのか?」を考える際に必要になるのが、次のようなマーケティング用語や理論です。

この本でわかること

  • ベネフィット
  • セグメンテーション
  • ターゲティング
  • 差別化戦略
  • 4P理論

この他にも、必要最低限なマーケティング用語はストーリーの中に出てきますので、ストーリーを読み進めながら自然とマーケティングの力をつけることができます。

この一冊を読むだけでも、実践的なマーケティングができる知識が身につきます。

マンガ版 新人OL、つぶれかけの会社をまかされる/佐藤義典 著

『ドリルを売るには穴を売れ』は同じ内容がマンガ化されていますので、マンガでマーケティングを学ぶのも良いかと思います。

ストーリーや漫画というと、なんだか子供向けというイメージを持ちやすいですが、「ストーリー」というキーワードは、実はマーケティングやブランディングでは重要なキーワードになります。

なぜなら人間の脳は、ストーリーが記憶に残りやすい性質があるからです。商品を宣伝するにしても、ストーリーがあればお客さんに憶えてもらいやすいんですね。

ということは、マンガで学ぶマーケティング本は、一度読んだだけでも内容が記憶に残りやすい「初心者の勉強に向いているツール」ということなんですね。

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2. 実践マーケティング戦略/佐藤義典 著

実践マーケティング戦略

『ドリルを売るには穴を売れ』を読んでわかりやすかったら、ちょっとレベルアップした内容の、同じ著者による『実践マーケティング戦略』をおすすめします。

こちらの本を読めば、競合と自社を比較する時のポイントから売り文句(キャッチコピー)の作り方まで、マーケティング戦略・戦術がトータルでわかるようになります。

マーケティングでは、売れるための要素を一つ一つ考える必要があります。ですが、一つ一つの要素がバラバラでは意味がありません。統一感が重要になります。

統一感をもってマーケティングを実践できるのが、著者である佐藤さんが考案されたオリジナルツール「戦略ピラミッド」です。

「戦略ピラミッド」は、マーケティング理論を勉強すると必ず出てくる SWOT分析・4P理論・3C分析・AIDA・5フォース理論などを統合したようなツールですので、何度も読み返せば、めちゃくちゃ実践的なマーケティングの力がつきます。

ということで、個人的に必読の一冊です。

3. あなたの会社が90日で儲かる!/神田昌典 著

あなたの会社が90日で儲かる!

あなたが「どうやったらお客さんが “欲しい!” と感じてくれるのか知りたい!」と思っているビジネスオーナーであれば、『あなたの会社が90日で儲かる!』をおすすめします。

著者は “日本一のマーケター” と評される神田昌典さんです。

ド派手なピンク色の装丁の本なので、なんだか怪しさを感じますが、このド派手な色は著者である神田さんが仕掛けたマーケティング上の仕掛けです。

発売されたのは1999年なので、ずいぶん古い情報かと思いきや、時代や流行に左右されることのないマーケティングの本質の話です。ですので、初心者なら必ず目からウロコの気づきを得られます。

この本でわかること

  • マーケティングを知らないと失敗する理由
  • ビジネスの本質
  • 欲しくなる人間心理
  • お客さんを自動的に生み出すシステム

実例はダイレクトメールが多いので時代を感じますが、「なるほど、マーケティングとはそういうものか!」と、本質の解説は腑に落ちやすいと思います。

売上げを伸ばすために人間の感情を理解したいなら、必読の一冊です。

4. 不変のマーケティング/神田昌典 著

『あなたの会社が90日で儲かる!』を読んで「わかりやすい!」と感じたなら、さらにおすすめできるのが『不変のマーケティング』です。

先ほど紹介した『あなたの会社が90日で儲かる!』をアップデートしたような内容ですが、さらに細かい部分まで事例とともに解説してくれています。

『あなたの会社が90日で儲かる!』で生まれた誤解が訂正されて、新たな事例が紹介されていますので、正しい理解の助けになります。

この本でわかること

  • 小売店が今すぐマネできるビジネスモデルの考え方
  • ファンの作り方
  • 口コミを増やす方法

アイデアが浮かべば、あとは実行あるのみです。

5. 究極のマーケティングプラン/ダン・S・ケネディ 著

究極のマーケティングプラン

もしもあなたが「今すぐ売上げを上げる方法を知りたい!」と、即効性を求めているのであれば、こちらの『究極のマーケティングプラン』がおすすめです。

こちらの本は、一日で数百万円のコンサル料を取ったという、ダイレクト・レスポンス・マーケティングの権威ダン・ケネディ氏の著書です。

監訳された神田昌典さんが、監訳そっちのけで自分の再勉強のために読みふけったという本書では、商品を売るためのメッセージの組み立て方・伝え方・お客さんとなるターゲットの見つけ方から・宣伝方法・販売方法までをステップ形式で学ぶことができます。

現在のマーケティングの定義でいうと、こちらの本の内容はセールス寄りかなとは思いますが、売れる方法をセールス込みで学べると思えば、豪華な構成に感じる一冊です。

具体例がダイレクトメールや電話営業だったりしますので、時代的にちょっと古さを感じますが、マーケティングの本質を理解できれば多くの教えを応用できます。

理論を語るMBAでは学べない “実践を生き抜いたマーケティング” の手ほどきを世界的権威から受けて、具体的なマーケティングプランを手に入れてください。

6. 新訳 ハイパワー・マーケティング/ジェイ・エイブラハム 著

新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方

あなたがこれから起業を目指す人であれば、全世界でベストセラーとなった、マーケティングの名著として呼び声が高い『ハイパワー・マーケティング』をおすすめします。

著者は、ダイレクト・レスポンス・マーケティングの権威であり「マーケティングの天才」と評されるジェイ・エイブラハム氏です。

こちらの本では、おもに集客と販売のスキルを身につけることができます。

本書は元々2001年に出版された本ですので、出てくる事例は若干時代を感じます。ですが、マーケティングの本質は変わりませんので、時代を超越した法則を実感できると思います。

この本でわかること

  • クライアントの増やし方
  • お客さんとの向き合い方
  • 自分の強みを見つける方法
  • 魅力的な強み「USP」を見つける方法
  • クライアントの不安をなくす方法
  • 他人と組んで業績を伸ばす方法

また、この本はマーケティングだけではなく、人生をブレイクスルーさせるための指南書でもあります。

本書の冒頭には、次のような一節があります。

これから、収入を増やし、成功を手にすることに役立つ結びつきに気づく方法をお教えしよう。これを実践すれば、収入は増え、周囲から尊敬を集め、権力、成功を手にできる。
そして、人生は、必ず一変する。

この本を読めば、明日からの人生がガラリと変わる感覚を味わえるかもしれません。多くのマーケターがマーケティングのバイブルとして推薦するのは、こういった要素があるからだと思います。

きっとあなたにも大きな影響を与える、ワクワクが止まらない実践向きな会心の一冊です。

7. 【新版】ランチェスター戦略 「弱者逆転」の法則/福永雅文 著

【新版】ランチェスター戦略 「弱者逆転」の法則

あなたが「小さな会社が勝ち抜くためのマーケティングを知りたい!」という中小ビジネスの経営者や起業家なら、こちらの『【新版】ランチェスター戦略 「弱者逆転」の法則』をおすすめします。

こちらの本は、「弱者の戦略」と呼ばれるランチェスター戦略が解説された一冊です。実際の戦争で使われた戦略を元に、ビジネスに落とし込んだ場合の53の成功事例が紹介されています。

著者はランチェスター戦略コンサルタントとして、全国で研修や講演をされている福永雅文さんです。

小さな会社が大きな会社に勝つための、重要なキーワードが次の3つです。

  • 差別化
  • 一点集中
  • ナンバーワン

この3つの要素をつくり出すランチェスター戦略が学べますので、大きな敵との戦いを勝利に導く軍師のように、小さな会社が勝ち抜く実践的な戦略を手に入れることができます。

差別化の理解を深めて、シェアナンバーワンを獲得するために役立ててください。

8. USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門/森岡 毅 著

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

もしもあなたが「ビジネスを成功させるためのマーケティングを体系的に学びたい!」という希望があるなら、こちらの『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』をおすすめします。

著者は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の新規事業の成功率を30%から97%に引き上げて、売上をV字回復させたCMO(マーケティングの最高責任者)だった盛岡 毅さんです。

こちらの本では、マーケティングの歴史や日本でマーケティングが弱い理由、USJでの事例を交えながら、次のようなトピックで企業を劇的に変えるマーケティング戦略のフレームワークを教えてくれています。

この本でわかること

  • マーケティングの本質とは何か
  • ブランディングとは何か
  • コントロールするべき消費者との3つの接点
  • 目的・目標・戦略・戦術で行うフレームワーク

わりと専門的な用語も多く出てきますが、その分、本格的なマーケティングの戦略・戦術を知ることができます。ですので、「マーケティングの初心者だけど、本格的で実践的なフレームワークを知りたい!」という人にとっては、これ以上ないというほどの名著だと思います。

著者である森岡さんは「日本に優秀なマーケターを増やしたい」という理由から、この本を書かれました。この言葉のとおり、マーケターとしてのあなたの思考力を開花させる一冊です。

USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?/森岡 毅 著

ちなみに、森岡さんの著書である『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』も合わせて読めば、先ほどの本の内容を相乗的に理解できるようになります。

こちらの本は、森岡さんが USJをV字回復させた時に、どのように悩み、アイデアを出し、成功させたのかを学べる自伝的な一冊です。

USJをV字回復させるべく創立10周年のイベントを立ち上げたものの、イベント期間中に東日本大震災に遭い集客はさらに激減・・・。それでもUSJをV字回復させた森岡さんは、どのようにしてアイデアを出し、行動したのか。

社員だけに宛てたメール文の紹介や、当時の苦悩の様子、アイデアが形になっていく時のワクワク感が描かれていますので、読んでいて思わず感情移入してしまう胸アツな一冊です。

9. 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力/森岡 毅, 今西聖貴 著

確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』を読んで「勉強になった!」と感じたら、さらにおすすめしたい本が、こちらの『確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力』です。

こちらの本は、著者である森岡さんが「数学マーケティング」と呼んでいる、確率思考について解説された一冊です。確率思考とは、マーケティング戦略の成否を確率で捉えて、確率をコントロールしようとする考え方のことです。

2010年から2016年の間にUSJで手掛けたマーケティングの成功率が98%の森岡さん曰く、ビジネス戦略の成否は確率で決まっていて、「勝てる確率はある程度コントロールできる」としています。

USJでの成功も、「勝てる確率の高い戦をしただけ」だと語っています。

こちらの本では、次ようなトピックを学ぶことで、マーケティング戦略の確率を事前に知り、コントロールできる領域とできない領域を見極め、コントロールできる領域に力を集中することで成功確率を高めることができるようになります。

この本でわかること

  • 市場構造の本質とは何か
  • 勝てる戦略の3つの焦点とは
  • 戦略の作り方
  • 市場調査の本質と役割

確率を証明するために数式が出てきますが、重要なのは数式でなく結論と考え方ですので、数学が苦手な人でも構えることなく読み進めることができます。

失敗しないマーケティングを実践したいなら、必読の一冊です。

10. たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング/西口一希 著

たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング

もしもあなたが「大企業の凄腕マーケターが行うマーケティング戦略が知りたい!」という望みがあれば、こちらの『顧客起点マーケティング』がおすすめです。

「顧客起点」とは、一人の顧客を徹底的に理解することで、商品・サービスの新たな可能性を見つける概念のことです。

初心者がこの本から読み始めるのはハードルが高いかもしれませんが、良書だと感じましたので紹介します。

著者は、P&Gジャパン・ロート製薬・ロクシタンジャポンで数々のマーケティングを成功させ、アジア人初のグローバルエグゼクティブコミッティメンバーにも選出された西口一希さんです。

こちらの本は、著者である西口さんの経験をもとにした、顧客を生み出すマーケティングアイデアを体系的に学べる一冊です。

この本でわかること

  • マーケティングアイデアの見つけ方
  • 分析対象顧客の選び方
  • 顧客全体を9つに分解するフレームワーク
  • 競合から顧客を奪う方法
  • 顧客を奪われない方法

初心者には聞き慣れない言葉も出てきますので、ちょっと難易度が高いかもしれません。ですが、マーケティングの基本がしっかり押さえられつつ、具体的で実践的なマーケティングを学ぶことができます。

わからない用語はすぐさま調べて何度も読み込む意欲があれば、1冊目としてもおすすめです。

11. ノヤン先生のマーケティング学/庭山一郎 著

ノヤン先生のマーケティング学

もしもあなたが「これからマーケティングを総合的に学びたい!」と考えているのなら、こちらの『ノヤン先生のマーケティング学』は、マーケティングを学ぶガイドラインとしてピッタリな本です。

著者は、数多くのマーケティングプロジェクトを手掛け、初心者にわかりやすいマーケティングセミナーを行うことで評判の庭山一郎さんです。

マーケティングを知るには、マーケティングの大家が唱えた理論を順を追って学ぶことが王道です。

こちらの本は、セオドア・レビット、フィリップ・コトラー、ピーター・ドラッカー、マイケル・ポーターなど、マーケティング界の巨匠たちが唱えたマーケティングの代表的な理論が幅広く紹介された一冊です。

マーケティングの歴史と知識を一通り身につけることができますので、さらに深く学びたくなった場合は、本書で紹介されている書籍を読めば圧倒的に知識が深まります。

12. これ、いったいどうやったら売れるんですか?/永井孝尚 著

これ、いったいどうやったら売れるんですか?

もしもあなたが「売れてる商品って、どんなマーケティング理論が使われているの?」という疑問を解消したいマーケティングの初心者であれば、『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』をおすすめします。

著者は、講演や研修でマーケティング戦略の面白さを伝えることに定評のある、マーケティング戦略コンサルタントの永井孝尚さんです。初心者が読みやすい人気シリーズ『100円のコーラを1000円で売る方法』の著者でもあります。

こちらの本は、実際のマーケティングの事例を紹介しながら、マーケティングの代表的な理論がわかりやすく解説された一冊です。「なぜ売れたのか?どうやって売れたのか?」を解説してくれていますので、面白く読み進めることができます。

この本でわかること

  • バリュープロポジション
  • ブルーオーシャン戦略
  • ランチェスター戦略
  • マーケティングミックス
  • イノベーター理論
  • キャズム理論
  • 5フォース理論

マーケティング理論が数多く紹介されていますので、世の中の流行や売れる理由を分析したい人にはピッタリな一冊です。

こちらの本はマンガ版が出ていますので、サラッと読んで理解したい場合は『マンガ これ、いったいどうやったら売れるんですか?』を読んでみるのもアリだと思います。

13. 売ってはいけない 売らなくても儲かる仕組みを科学する/永井孝尚 著

『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』を読んでわかりやすかったら、同じ著者の『売ってはいけない 売らなくても儲かる仕組みを科学する』もおすすめです。

さまざまな具体例をもとに、世の中で起きている “売らずに売れるマーケティング” が解説されていますので、商品が飽和した現代において「どうやって売上げを伸ばすのか?」がわかる、マーケティングの知見を広げられる一冊です。

14. ポジショニング戦略/アル・ライズ, ジャック・トラウト 著

ポジショニング戦略[新版]

もしもあなたが「売り込まずに勝手に売れるには何が重要なの?」という疑問を解消したければ、こちらの『ポジショニング戦略』をおすすめします。

著者は、テレビCM全盛期の時代にポジショニングの概念を持ち込んでマーケティング業界を震撼させた、世界屈指のマーケティング戦略家アル・ライズ氏&ジャック・トラウト氏です。

ポジショニングとは、消費者に商品・サービスがどのように位置付けられているのかを表す概念です。ブランディングの先駆け的な概念でもあります。

こちらの本は、商品・サービスが溢れる現代において、どのように自社をポジショニングするかについて解説された、マーケターのバイブルとも言える一冊です。

マーケティングを勉強すると必ず出てくるポジショニングの概念をしっかり押さえて、「知覚の戦い」とも言えるマーケティング思考を育てるために役立ててください。

15. 売れるもマーケ 当たるもマーケ/アル・ライズ, ジャック・トラウト 著

『ポジショニング戦略』を読んで「なるほど!」と感じたら、同著者による『売れるもマーケ 当たるもマーケ』もおすすめです。

こちらの本は、マーケティングの考え方が22の法則でまとめられた、初心者にはとても読みやすい一冊です。あなたが戦略好きなら、この一冊だけでもアイデアが出てくるはずです。

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16. 「紫の牛」を売れ!/セス・ゴーディン 著

あなたが起業家として、「突き抜けた商品を作りたい!」という志を持っているのであれば、こちらの『「紫の牛」を売れ!』がおすすめです。

マーケティングでは、売れる要素の頭文字をとった「4P分析」や「5P分析」といったチェックリストがあります。

5Pの一例

  • Product(製品)
  • Pricing(価格設定)
  • Promotion(プロモーション)
  • Publicity(宣伝)
  • Packaging(パッケージ)

元Yahoo副社長の経歴を持つマーケティングのカリスマ的存在であるセス・ゴーディン氏は、新たな売れるPの要素として「Purple cow(紫の牛)」が必要だとしています。

紫の牛とは、「とにかく目立ったもん勝ち!」という要素です。

商品が溢れる現代においては、ライバル商品に埋もれて「その他大勢」になってしまっては、売れるものも売れなくなってしまうからです。

こちらの本を読めば、マーケティングではとにかく「目立ったもん勝ち!」とする著者セス・ゴーディン氏が提案する、商品を目立たせる考え方が18の事例とともにわかるようになります。

具体的なノウハウが書かれた戦術的な本ではありませんが、あなたがマーケティングの初心者なら、必ずマーケターとしての能力が開眼する一冊です。本書から、ブランディングにも通じる戦略思考を手に入れてください。

17. マーケティングは「嘘」を語れ!/セス・ゴーディン 著

『「紫の牛」を売れ!』を読んで「面白い!」と感じたら、同じ著者の『マーケティングは「嘘」を語れ!』もおすすめです。

こちらの本を読むことで、顧客の心を掴むにはストーリーを語ることが重要であることがわかります。マーケターが扱うストーリーテリングとは、お客さんが持っている「憧れ・思い込み・偏見」といった世界観(価値観)を扱うことです。

マーケティングというよりも消費者心理学の本といった方が近いかもしれませんが、マーケターとしての力量をアップできる一冊です。

▼売る商品より大事なもの▼ウェブセールスライティング習得ハンドブックcp-b

まとめ

以上、マーケティングのおすすめ本を紹介しました。

たとえ初心者でも、マーケティングを実践するためにはマーケティング理論は意外と必要ありません。特に個人ビジネスや中小企業が行うマーケティングとは、意外とシンプルなものです。

マーケティングを実践するための本には、本質的にはどれも同じことを言っています。ですので、こちらで紹介したおすすめ本を読んで、今すぐ実践してみてください。

小規模ビジネスが行うシンプルなマーケティングステップを整理しておきたい場合は、次の記事を読んで再確認してみてください。
Next⇒「個人・中小企業に効く!シンプルなマーケティング戦略の4ステップ

追伸

もしも「自分のビジネスではどんなWeb集客をすればいいの・・・?」という疑問があれば、当サイト(Web活用術。)の特別コンテンツを参考にしてみてください。

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  • この記事を書いた人

高木浩一

心理学と脳科学が好きなマーケティング・Web集客の専門家/解脱しかけのゲダツニスト/ 大企業のマジメな広告デザインから男性を欲情させるアダルティな広告デザインまで、幅広い分野を経験した元グラフィックデザイナー。心理面をカバーしたマーケティングとデザインの両方の視点をもつ。個人が個人として活躍する時代に向けて「使えるマーケティング」をモットーに情報発信中。

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