アクセスを集めるSEO対策

ビッグキーワードとスモールキーワード|上位表示の狙い方はコレ!

2017-07-30

ビッグキーワード と スモールキーワード

検索回数の多いビッグキーワードでコンテンツ(ブログ記事)を作ることが、アクセスアップの最短ルートだと考えていませんか?

SEO対策では、ビッグキーワードを含んだロングテールキーワードで始めた方が検索の上位に表示されやすくなり、成約率もアップしやすくなります。

用語解説

  • ビッグキーワード:検索数が多いSEOキーワードのこと
  • スモールキーワード:検索数が少ないSEOキーワードのこと
  • ロングテールキーワード:ビッグキーワードを含んだスモールキーワードのこと

この記事では、ビッグキーワードとスモールキーワードの定義について、ビッグキーワードで検索の上位表示を狙う方法についてお話しします。ブログ集客のSEO対策に役立ててください。

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一般的なビッグキーワードの説明

ビッグキーワードには明確な定義はありませんが、一般的に言われているのは、次のような特徴を持ったSEOキーワード(検索ワード)のことを指しています。

一般的なビッグキーワード

  • 検索回数が多い
  • たいてい一語からなる単体キーワード
  • 成約からは遠いキーワード
  • 検索一位になるのは難しい

ビッグキーワードは、検索ボリュームが多く、例えば

  • 「ダイエット」
  • 「保険」
  • 「沖縄」

などのように、たいてい一語からなる単体キーワードと説明されることが多いです。

Web集客をする際には、成約に結びつきにくいSEOキーワードだとされています。

なぜビッグキーワードは成約から遠いと言われる?

ビッグキーワードが成約から遠い理由は、例えば「ダイエット」という単体キーワードの場合、検索ユーザー(検索する人)のニーズが多岐にわたるからです。

検索ユーザーは、ダイエットという言葉の意味を知りたいだけかもしれませんし、ダイエットのための運動方法を知りたいのかもしれません。あるいは、食事方法を知りたいのかもしれません。

ですので、もしもあなたが、ダイエットのエクササイズDVDを販売しているとして、たとえ「ダイエット」というSEOキーワードで検索一位になったとしても、直接的に売上が伸びるキーワードだとは言えないわけです。

そして、アクセスが集まるビッグキーワードは、上位表示させようとSEO対策をしているライバルの数も多いので、順位を上げることが難しいとされています。

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一般的なスモールキーワードの説明

ビッグキーワードと同じように、スモールキーワードも明確な定義はありません。一般的には、次のように説明されることが多いです。

一般的なスモールキーワード

  • 検索回数が少ない
  • 二語、三語からなる複合キーワード
  • 成約に近いキーワード
  • 検索一位になるのは比較的やさしい

スモールキーワードは、検索ボリュームが少なく、例えば

  • 「ベリーダンス DVD」
  • 「40代 保険」
  • 「那覇市 おすすめ ホテル」

などのように、二語、三語からなる複合キーワードと説明されることが多いです。

検索一位になっても少ないアクセスしか集まりませんが、その反面、Web集客をする際には成約に結びつきやすいSEOキーワードだとされています。

なぜスモールキーワードは成約から近いと言われる?

スモールキーワードが成約から近い理由は、例えば「ベリーダンス DVD」というSEOキーワードの場合、先ほどの「ダイエット」とは違って、検索ユーザーの目的が『ベリーダンスのDVDってどんなのがあるの?』とわかりやすくなるからです。

ですので、もしもあなたが、ダイエットのためのベリーダンスのDVDを販売しているとしたら、このSEOキーワードで検索一位を取れば、直接的に売上が伸びやすいキーワードだと言えるわけです。

そして、アクセスが少ないスモールキーワードは、SEO対策をしているライバルが少ないので、順位を上げやすいとされています。

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わかりやすいビッグキーワードの定義

一般的な説明の場合は、実はいくつかの要素が含まれた意味合いになっています。なので、キーワード対策をする際には、ちょっとわかりにくい部分があります。

ビッグキーワードとスモールキーワードは、もっと単純でわかりやすく、次のように定義することができます。

わかりやすいビッグキーワード

  • 月間検索ボリュームが1万回以上のキーワード

ビッグキーワードとは、月間検索ボリュームが1万回以上のキーワードだと定義するとわかりやすいです。一語でも二語でも三語でも、とにかく月間検索ボリュームが1万回以上であればビッグキーワードです。

例えば、「沖縄」に関連するキーワードを集めて、キーワードプランナーで検索ボリュームを調べてみた場合、次のようなキーワードは全てがビッグキーワードです。

「沖縄」の語句が入ったビッグキーワード

「沖縄」の語句が入ったビッグキーワード

例えば、旅行会社にとって「沖縄」や「沖縄 離島」のビッグキーワードは、Web集客をするうえでは確かに成約からは遠そうなSEOキーワードですよね。

ですが、「沖縄 旅行」「沖縄 ダイビング」であれば、そこそこ成約に結びつきやすいSEOキーワードのような気がしませんか?

この「旅行」「ダイビング」という語句には、『旅行に行きたい』『ダイビングがしたい』という検索意図が含まれている可能性がありますよね。このような《行動したい》という意図があるSEOキーワードのことは、Doクエリと呼ばれます。

Doクエリが成約に近いキーワード

SEOキーワードは、大きく分けると3タイプの検索意図に分類できます。

  • 行動したい:Doクエリ
  • 知りたい:Knowクエリ
  • 特定ページへ行きたい:Goクエリ

検索キーワードの中に《行動したい》というDoクエリが入っていれば、成約から近いSEOキーワードだと言えます。これには、検索回数の多い少ないは関係ありません。

Doクエリについての詳細は「【Do-Know-Go】ブログ集客の成否を分けるSEOキーワードとは?」の記事で解説しています。

ですので、成約から遠いとか、単体キーワードとかに関係なく、月間検索回数が1万回以上であればビッグキーワードの認識で大丈夫です。

わかりやすいミドルキーワードの定義

ミドルキーワードの定義も、わかりやすくできます。

わかりやすいミドルキーワード

  • 月間検索ボリュームが1000回以上1万回未満のキーワード

ミドルキーワードは、月間検索ボリュームが1000回以上1万回未満のキーワードだと定義するとわかりやすいです。検索回数以外の定義はありません。

例えば、「沖縄」に関連するキーワードの場合は、次のようなキーワードがミドルキーワードです。

「沖縄」の語句が入ったミドルキーワード

「沖縄」の語句が入ったミドルキーワード

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わかりやすいスモールキーワードの定義

スモールキーワードも同様に、わかりやすく定義すると次のようになります。

わかりやすいスモールキーワード

  • 月間検索ボリュームが1000回未満のキーワード

スモールキーワードとは、月間検索ボリュームが1000回未満のキーワードだと定義するとわかりやすいです。一語でも二語でも三語でも、とにかく月間検索ボリュームが1000回未満であればスモールキーワードです。

例えば、「沖縄」に関連するキーワードの場合は、次のようなキーワードがスモールキーワードです。

「沖縄」の語句が入ったスモールキーワード

「沖縄」の語句が入ったスモールキーワード

例えば、「沖縄 エステ」のスモールキーワードの成約の近さは、ビッグキーワードにあった「沖縄 ダイビング」と、大差がないような気がしませんか?

成約に近いか遠いかは、SEOキーワードに《行動したい:Doクエリ》が含まれているかどうかの違いです。《検索回数が少ない=成約に近い》ということではありません。

ですのでスモールキーワードとは、単純に検索回数が少ないSEOキーワードという認識で大丈夫です。

語句が増えるほど具体的な検索ニーズになる

SEOキーワードは、二言、三語と語句が増えるほど、より具体的な検索ニーズになります。ということは、より具体的なDoクエリになる可能性が高くなるということです。

例えば「沖縄 9月 ツアー」という複合キーワードは、『沖縄旅行に行きたいんだけど、9月のツアーってどんなのがあるの?』という検索ユーザーのニーズが想像できますよね。

「沖縄 ツアー」のSEOキーワードよりも、より具体的なDoクエリであれば、より成約に近いキーワードだと言えます。ですので一般的なスモールキーワードの説明では、《成約に近いキーワード》とされているんですね。

ビッグキーワードで上位表示を狙うには

検索上位に表示されるコンテンツの条件は、ビッグキーワードであろうとスモールキーワードであろうと全て同じです。

検索ユーザーのニーズに答えるコンテンツであること

参考元:検索エンジン最適化スターターガイド(P15)

一語や二語のSEOキーワードで検索上位を狙うなら、そのキーワードで検索したユーザーを満足させるコンテンツを用意しなくてはいけません。

しかも、ビッグキーワードであればライバルの数が多い可能性が高く、そのライバルサイトよりも高品質なコンテンツである必要があります。

例えば「保険」というビッグキーワードで検索一位を取りたいとしたら、「保険」に関するあらゆる情報を網羅しなくてはいけないことになります。

保険の歴史、種類、仕組み、仕事内容、選び方・・・。検索ユーザーが知りたいであろう全ての内容を1ページにまとめるのは、とてもじゃないけど無理な情報量になってしまいます。

実際に「保険」で検索してみると、上位に表示されるのは保険の総合サイトです。

「保険」で検索

「保険」で検索

保険について網羅された情報が詰まっているサイトが上位表示されるのは、当然の結果ですよね。

逆に言えば、「保険」に関する情報は1ページにまとめなくても、サイト全体をとおして網羅していれば上位表示されるということです。

ロングテールキーワードを使って上位表示を狙う

そこで、ビッグキーワードでの検索上位を目指すなら、ロングテールキーワードを使った記事を大量に作るようにします。

ロングテールキーワードとは、ビッグキーワードが含まれるミドルキーワードやスモールキーワードのことです。

ちなみに、先ほどミドルキーワードやスモールキーワードの定義で紹介した「沖縄」に関連するキーワード群は、全てが「沖縄」のロングテールキーワードでもあります。

つまり、一枚の記事ページでビッグキーワードを狙うのではなく、複数の記事ページを集めてビッグキーワードを狙うイメージです。

ビッグキーワードを狙うページに内部リンクを集める

ビッグキーワードはロングテールキーワードで狙う

ビッグキーワードはロングテールキーワードで狙う

ロングテールキーワードで複数作った記事ページは、内部リンクで一枚のページに集めるようにします。

目次のようなまとめのページを作ることで、やがて「沖縄 ツアー」というビッグキーワードでの検索でも上位に表示されやすくなります。

アクセスアップと成約率アップを狙う例え

ロングテールキーワードにDoクエリが含まれていれば、成約から近いコンテンツが作れます。

例えば旅行会社なら、「沖縄 ツアー」というビッグキーワードが含まれる、

  • 「沖縄旅行 ツアー おすすめ」
  • 「沖縄 激安ツアー レンタカー付き」
  • 「沖縄 ツアー 9月」

といったロングテールキーワードを集めて、大量に記事作成をします。

これらのロングテールキーワードで検索する人たちは少ないですが、検索ユーザーが満足できるコンテンツであれば、やがて狙ったキーワードとは違う、

  • 「沖縄旅行 ツアー 」
  • 「沖縄旅行 激安 ツアー」
  • 「沖縄 ツアー ◯◯」

といった、関連する別のキーワードでも上位表示されやすくなります。

検索上位に表示されるために網羅性を意識してコンテンツを作る

Googleは、Webサイトに専門性・権威性・信頼性を求めています。

信頼性を高めるためには、専門的な内容を網羅することを意識して記事作成をします。

はじめからビッグキーワードを狙うと何を書いて良いのかわかりにくいですが、二語、三語のロングテールキーワードであれば、検索ユーザーの検索意図もわかりやすいので、何を書けば良いのかもわかりやすいですよね。

ですので、ビッグキーワードに含まれる、二語、三語のロングテールキーワードから対策することが、ビッグキーワードで検索上位に表示される近道になります。

まとめ

  • ビッグキーワードとは、月間検索ボリュームが1万回以上のキーワード
  • ミドルキーワードとは、月間検索ボリュームが1000回以上1万回未満のキーワード
  • スモールキーワードとは、月間検索ボリュームが1000回未満のキーワード
  • ロングテールキーワードとは、ビッグキーワードが含まれるミドルキーワード、スモールキーワードのこと

SEO対策でコンテンツを作るなら、ビッグキーワードを含んだロングテールキーワードから作ることで、検索上位に表示されやすく、また成約に近いコンテンツを作ることができます。

網羅性を意識してウェブサイトの構築をしていけば、ビッグキーワードでの上位表示もされやすくなります。

アクセス数と成約数を増やすためには、まずはあなたのビジネスに関連するキーワードを集めてください。集めたキーワードの中からロングテールキーワードのコンテンツを網羅していくことが、ロングテールSEOと呼ばれるSEO対策です。

次の記事では、ロングテールSEOの具体的な始め方を解説します。
Next⇒「ロングテールSEOとは?アクセスと成約を確実に上げるやり方を解説

追伸

もしも「自分のビジネスではどんなWeb集客をすればいいの・・・?」という疑問があれば、当サイト(Web活用術。)の特別コンテンツを参考にしてみてください。

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  • この記事を書いた人

高木浩一

心理学と脳科学が好きなマーケティング・Web集客の専門家/解脱しかけのゲダツニスト/ 大企業のマジメな広告デザインから男性を欲情させるアダルティな広告デザインまで、幅広い分野を経験した元グラフィックデザイナー。心理面をカバーしたマーケティングとデザインの両方の視点をもつ。個人が個人として活躍する時代に向けて「使えるマーケティング」をモットーに情報発信中。

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