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感情が生まれる9つの要因とは?原因を知ればコントロールできる

投稿日:2019-03-04 更新日:

感情が生まれる要因

感情をコントロールしたいと思ったことはありませんか? 感情をコントロールするためには、感情が生まれる原因を知っておくと役に立ちます。

この記事では、感情が生まれる9つの要因を解説します。

感情が生まれる理由を知って、感情のコントロールに役立ててくだい。

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感情が生まれる9つの要因

感情が生まれる要因

5大感情である「楽しみ・嫌気・悲しみ・恐れ・怒り」を含む様々な感情が生まれる要因は、基本的には自分に関わる幸不幸に関係しています。

感情と表情に関する先駆的な研究を行った、アメリカの心理学者ポール・エクマン氏の著書『顔は口ほどに嘘をつく』によると、感情が生まれる要因は9つに分類できるとしています。

  1. 本能的な機能として現れる時
  2. 曖昧な状況の時
  3. 過去の感情的な場面を思い出した時
  4. 想像力を駆使した時
  5. 過去の感情的な体験を語った時
  6. 他人の感情的な反応を目撃した時
  7. 他人の影響を受けた感情
  8. 社会規範を破った時
  9. 表情を作った時

感情が生まれる理由を知ることで、感情をコントロールするヒントが見えてきます。

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1. 本能的な機能として現れる時

もっとも瞬発的に現れるのが、動物の本能として自動的に現れる恐怖の感情です。

例えば、ヘビを見たことがないサルや人間の赤ちゃんに、ヘビや長くてニョロニョロしたものを見せると恐怖を示すことが発見されています。また、ネコに出会ったことがない実験室で生まれたネズミでも、初めてネコに会った時には恐怖を示します。

自分の身の危険を感じるような場合は、動物として本能的に「怖い!」という感情に襲われる仕組みが備わっているんですね。

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2. 曖昧な状況の時

まだ状況がハッキリしていない状態でも感情は現れます。

例えば、あなたの恋人があなたと知り合う前の話を始めたとします。すると、あなたは「・・・なぜこんな話を始めたんだろう?」という疑問が浮かび、その疑問を解明しようと考え始めます。

そうしているうちに「・・・もしかしたら別れ話をしようとしているんじゃないか?」と不安を感じたり、話がわからないことでイライラするかもしれません。

あるいは、「・・・何かのサプライズかな?」とワクワクするかもしれません。

わからないことが、感情を生むきっかけになるんですね。

3. 過去の感情的な場面を思い出した時

過去を思い出すことでも感情は現れます。

例えば、旅行へ行って楽しかった思い出を振り返ることで、楽しかった感情を再体験することができます。または、過去に失敗した恥ずかしい思い出を振り返ることで、当時の自分の未熟さに苛立ちを覚えるかもしれません。

あるいは、「そんなこともあったなぁ・・・」と懐かしさを感じるかもしれません。

過去に起こった感情的な場面を思い出すことで、当時の感情や、新たな感情が生まれます。

4. 想像力を駆使した時

想像することでも感情は現れます。

例えば、この先の人生が失敗することを想像すれば、不安な気持ちに支配されるかもしれません。あるいは、この先の人生が成功することを想像すれば、やる気に満ちた充実した感情が生まれてくるかもしれません。

小学生の頃、修学旅行の前日に楽しいことを想像して、ワクワクしたこともあるのではないでしょうか? あるいは好きな人に告白しようとして、振られるかもしれない不安からブルーな気分になったこともあるのではないでしょうか?

未体験のことでも、想像することで感情は生まれます。

5. 過去の感情的な体験を語った時

回想や想像だけではなく、過去の話をすることでも感情は現れます。

例えば、理不尽な目にあった時の話をすることで「あれ・・・? 話してたらなんかムカついてきた・・・」と、当時のムカムカした感情がよみがえってくることがあります。過去に起こった悲しい出来事を話せば、悲しい気持ちがよみがえってくることがあります。

話し始めることで、同時に感情もよみがえってきます。

6. 他人の感情的な反応を目撃した時

自分から湧き上がる感情だけではなく、他人の感情に影響を受けることもあります。

人にはミラーニューロンと呼ばれる神経細胞があります。このミラーニューロンは、他人の喜怒哀楽を自分のことのように感じる共感する能力を持っています。

あくびが移ってしまうことや、もらい泣きをしてしまうこと、映画を観て感動するのは、このミラーニューロンによる作用です。

また、たとえば他人の激しい怒りを目撃することで、恐怖を感じるかもしれません。あるいは「人前であんなに感情的になるなんて、どうかしてるよ」と、嫌悪感を抱くかもしれません。

他人の感情的な場面を見ることで、感情は生まれます。

7. 他人の影響を受けた感情

他人から影響を受けることで、自分が抱くべき感情が生まれることがあります。

例えば、真っ赤に染まった夕日を見て感激するとしたら、小さな頃に一緒に夕日を見たお母さんが「夕日って、綺麗で感動するね」と言ったことで、そのような感情を抱くようになったのかもしれません。

もしも、お父さんが動物嫌いだったとしたら、お父さんの動物嫌いに影響を受けて「動物は嫌うべきもの」と感じるかもしれません。

身近にいる人の価値観の影響で、生まれてくる感情があるんですね。

8. 社会規範を破った時

社会のルールを破った時にも感情は現れます。

例えば、約束の時間に遅刻をしてしまったら罪悪感が芽生えたり、行列を無視して割り込んでいる人を目撃したら怒りを覚えるかもしれません。

自分が大切だと感じているルールを破った時、あるいは他人に破られた時に感情は生まれます。

9. 表情を作った時

表情を作ることでも感情は現れます。

例えば、目を細めるようにして頬と口角を上げると「笑顔」の表情になります。すると、自然と穏やかな感情が現れてきます。

ドイツの心理学者ストラック・マーティン(Strack Martin)氏が行った実験では、被験者にペンをくわえた状態で漫画を読んでもらい、その漫画を評価してもらいました。すると通常の表情の時よりも、ペンをくわえて強制的に笑顔の表情を作った時の方が「面白い」と評価したのでした。

また別の心理学者の実験では、しかめっ面をした状態である人物を評価してもらうと、その人物を低く評価する傾向がありました。

このように、人は感情が表情に現れるだけではなく、表情を作ることでも感情に影響するんですね。

感情は体調や姿勢からも影響を受ける

また、感情は表情だけではなく、体調や姿勢によっても影響を受けます。

例えば、お腹が減ると感情を司る扁桃体が刺激され、イライラしやすくなります。風邪を引いて体調が悪くなると自律神経のバランスが乱れ、「もしかしたら、重い病気なんじゃないか・・・」などとネガティブな感情になりやすくなります。

きっとあなたも経験がありますよね。

いつも自信なさげに背中を丸くした姿勢でいると、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌しやすく、落ち込んだ感情になりやすくなります。逆に、背筋を伸ばして安定する姿勢をとれば、コルチゾールが減ると同時に意欲に関係するテストステロンが増えて、前向きな感情になりやすくなります。

感情とは心の問題だとついつい考えがちですが、実は体も心も一緒に作用して感情として現れるんですね。

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感情とは反応

感情はコントロールできる

ここまでお話ししてきた感情が生まれる9つの要因を振り返ってみると、感情とは出来事に対する反応であることがわかります。

そして本能的に現れる感情以外は、無意識の自分が決定した感情だということに気づかれたのではないでしょうか?

同じ状況でも現れる感情は無意識での思考次第

例えば、曖昧な状況に起こる感情が「不安」なのか「期待」なのかは、普段のあなたの考え方の傾向で変わります。

ネガティブ思考の傾向があれば、他人の何気ない言動が自分への攻撃に感じたりします。一方で、同じ他人の言動でも、ポジティブ思考の傾向があれば何も気にならなかったりします。

例えば、あなたは会議で意見に詰まったとします。同僚が「大丈夫?」と声をかけたとしましょう。

あなたが普段から感謝することがクセになってれば、「心配してくれてありがとう」と感謝の気持ちが現れやすくなります。ですが、普段から他人は敵だと思っているクセがあったとしたら、「私を見下しているのか? 舐めるなよ!」と怒りの感情が現れるかもしれません。

感情は自由にコントロールできる

過去を思い出したり、想像したり、他人の感情に影響を受けたとしても、そこから現れるあなたの感情は、無意識のあなたが決めているということです。

表情や体勢は、あなたの意思で自由に変えることが可能ですよね。どんなことを思い出すのか、どんなことを想像するのかもあなたの自由です。

ですので感情とは、普段の考え方次第で自由にコントロールできるということなんですね。

まとめ

心理学者のポール・エクマン氏によると、感情が生まれる要因は9つに分類できるとしています。

  1. 本能的な機能として現れる時
  2. 曖昧な状況の時
  3. 過去の感情的な場面を思い出した時
  4. 想像力を駆使した時
  5. 過去の感情的な体験を語った時
  6. 他人の感情的な反応を目撃した時
  7. 他人の影響を受けた感情
  8. 社会規範を破った時
  9. 表情を作った時

感情とは、無意識の自分が決定しています。

普段がポジティブ思考ならポジティブな感情が反応となって現れやすく、普段がネガティブ思考ならネガティブな感情が反応となって現れやすくなります。

感情をコントロールしたいと思ったなら、普段の自分がどんな思考の傾向にあるのかを考えてみてください。

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  • この記事を書いた人

高木浩一

心理学と脳科学が好きなマーケター/Web集客の専門家。 大企業のマジメな広告デザインから男性を欲情させるアダルティな広告デザインまで、幅広い分野を経験した元グラフィックデザイナー。心理面をカバーしたマーケティングとデザインの両方の視点をもつ。 個人が個人として活躍する時代に向けて「使えるマーケティング」をモットーに情報発信中。

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