マーケティング術

5W1Hのマーケティング戦略・戦術|売れる順番とは?

2020-02-15

マーケティングで使う5W1H

情報を整理整頓するためのフレームワーク5W1H(8W3H)は、マーケティング戦略・戦術を考える際にも使うことができます。

この記事では、ビジネスで扱う5W1H(8W3H)の順番を解説します。マーケティング戦略・戦術をスムーズに進行するために確認してみてください。

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5W1H(8W3H)のマーケティング戦略・戦術

マーケティング戦略・戦術で使う5W1H(8W3H)の順番

マーケティング戦略・戦術を考える際には、次のような順番で5W1H(8W3H)を使うことができます。

マーケティングの5W1H(8W3H)

  1. なぜ商品をつくる?
  2. だれが求める? だれと競合になる?
  3. なにを商品にする? いくらで販売する?
  4. いつ発売する? いつまでに商品化する?
  5. どこで販売する?
  6. どのように宣伝する?
5W1Hを使ったマーケティングの順番

5W1H(8W3H)を使ったマーケティングの順番

この5W1Hの順番は、次のマーケティング理論を統合したような順番です。

  • STP-MM-I-C
  • 3C分析

「R-STP-MM-I-C」とは

「R-STP-MM-I-C」とは、マーケティング戦略・戦術の流れを5つのステップで表したフレームワークです。

『セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング』を考えるSTP分析と、『製品・価格・流通・プロモーション』を考えるマーケティングミックスの4P分析が含まれたマーケティングのプロセスです。

R-STP-MM-I-C

マーケティング戦略と戦術の流れ

3C分析とは

3C分析とは、ビジネスで自社の有利なポジションを見つけるために、『顧客・競合・自社』を分析するフレームワークです。

顧客が求めるものであり、競合が提供できなくて、自社だけが提供できる要素を探ります。

3C分析

3C分析の図

では順番に、5W1Hのマーケティングを解説していきます。

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1. 『Why:なぜ』商品を作る?

なぜ商品をつくる?

まずは『Why:なぜ』商品を作る必要があるのかを考えます。商品の価値となるコンセプトについてです。

テクノロジーの発展を辿ったり、トレンドの動向を探ったり、お客さんにアンケートを取るなどして、今どんなモノ・コトが求められているのかを考えます。

自社がもっとも簡単に実行できることから考えていけば、苦労せずに商品・サービスのコンセプトを見つけることができます。

この『Why:なぜ』と次の『Who:だれが:with Whom:だれと』は、マーケティング戦略と呼ばれる範囲です。

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2. 『Who:だれが』求める?『with Whom:だれと』競合になる?

だれが求めている? だれと競合になる?

だれが求めている? だれと競合になる?

商品は『Who:だれが』求めるのかを考えます。顧客となるターゲットペルソナについてです。さらには、『with Whom:だれと』競合になるのかを探ります。

コンセプトはどんな人が熱望する価値なのかを考えることで、マーケティングが成功しやすくなります。

また、自社が提供できる価値のライバルも探っておきます。3C分析で直接競合と間接競合の両方を探れば、差別化やプロモーションを有利に進めるアイデアを生むことができます。

3. 『What:なにを』商品にする?『How much:いくらで』販売する?

なにを商品にする? いくらで販売する?

なにを商品にする? いくらで販売する?

具体的に『What:なにを』商品にするか、『How much:いくらで』販売するのかを考えます。4P分析での「製品・価格」にあたる部分です。

競合との違いを差別化しながら、ペルソナが熱望する価値を商品にして、もっとも購入しやすい価格に設定できれば、商品は売れやすくなります。

こちらの『What:なにを・How much:いくらで』から先は、マーケティング戦術と呼ばれる範囲です。

4. 『When:いつ』発売する?『When by:いつまでに』商品化する?

いつ発売する? いつまでに商品化する?

いつ発売する? いつまでに商品化する?

『When:いつ』発売するのか、あるいは『When by:いつまでに』商品化するのかを考えます。

季節に関わる商品の場合は、発売時期が重要な売れる要素になります。

また、発売日に合わせてプロモーションする場合は、宣伝に使うコピーライティングやクリエイティブを考えるための時間調整が必要になります。

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5. 『Where:どこで』販売する?

どこで販売する?

どこで販売する?

『Where:どこで』販売するのかを考えます。4P分析の「流通」にあたる部分です。

コンセプトに合わせた販売場所であることでブランドイメージを守り、ペルソナがもっとも買いやすい販売場所を考えることで、商品が売れやすくなります。

6. 『How:どのように』宣伝する?

どのように宣伝する?

どのように宣伝する?

『How:どのように』宣伝するのかを考えます。4P分析の「プロモーション」にあたる部分です。

販売戦略を考える際には、ブランドイメージやコンセプトを守りながら、ペルソナに響くキャッチコピーやメッセージを考えます。どうやってPRするのか、どこに広告を出すと効果的なのかを考えることで、商品を売れやすくします。

Web集客を考えるなら、オウンドメディアマーケティングやブログ、YouTube動画の投稿なども、プロモーションの一環になります。

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まとめ

以上、マーケティング戦略・戦術を考える際の、5W1H(8W3H)の順番を解説しました。

マーケティングの5W1H(8W3H)

  • なぜ商品をつくる?
  • だれが求める? だれと競合になる?
  • なにを商品にする? いくらで販売する?
  • いつ発売する? いつまでに商品化する?
  • どこで販売する?
  • どのように宣伝する?

この5W1H(8W3H)はマーケティング戦略以外にも、興味を引くプレゼン、企画のアイデア、コンテンツ作り、目標達成にも応用することができます。

ぜひ5W1H(8W3H)を意識して、漏れのないアイデア作りやマーケティングに役立ててください。

追伸

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高木浩一

心理学と脳科学が好きなマーケティング・Web集客の専門家/解脱しかけのゲダツニスト/ 大企業のマジメな広告デザインから男性を欲情させるアダルティな広告デザインまで、幅広い分野を経験した元グラフィックデザイナー。心理面をカバーしたマーケティングとデザインの両方の視点をもつ。個人が個人として活躍する時代に向けて「使えるマーケティング」をモットーに情報発信中。

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