文章の表現力を向上させるためには、本を読みまくって語彙力を増やし、実際に書きまくることで鍛えることができます。
とは言え、「手っ取り早く文章力をアップさせたいんだよなぁ・・・」という悩みがあったりしませんか?
そんな時は、表現方法を調べるツールを使うと便利です。
この記事では、情景が伝わる文章にするために役立つツールを紹介します。『言葉』選びの時間短縮と、文章の表現力を上げたい時に使ってみてください。
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文章の表現力が劇的にアップする便利ツール11選
ここで紹介する「文章表現力がアップする便利ツール」は、おもにWebサイトと書籍です。
下にある一覧リストでは、この記事で紹介するWebサイトへのリンクを貼っています。よければ『言葉』選びの一覧リストとして利用してください。
- 連想類語辞典(Webサイト)
- 日本語表現インフォ(Webサイト)
- てにをは連想表現辞典(書籍)
- 反対語大辞典(Webサイト)
- 対義語・反対語辞典(Webサイト)
- ネガポ辞典(アプリ)
- オノマトペ辞典(Webサイト)
- 日本語の擬態語・擬声語を英語で(Webサイト)
- 擬音語・擬態語4500 日本語オノマトペ辞典(書籍)
- 感情類語辞典(書籍)
- 感情ことば選び辞典(書籍)
また、それぞれの便利ツールは、僕の独断と偏見で使いやすさを評価しています。こちらも、よければ参考にしてみてください。
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1. 連想類語辞典(Webサイト)
⇒ 連想類語辞典
使いやすさ・利用頻度:
類語・同義語・連想語を調べられるサイトです。
別の言葉を使って何度も表現したい時や、もっと的確な言い回しが欲しい時、インパクトのある言葉に変えたい時に使うと便利です。個人的によくお世話になるサイトです。
例えば、『強烈』という言葉を「何か別の言葉で表現したいなぁ」と思った時に調べてみると、どえらい数の「類語・関連語・連想される言葉」が出てきます。
用途や伝えたいイメージによって、
- 「パワフル」
- 「情熱的」
- 「凄まじい」
- 「鬼神のごとく」
- 「アクティブ」
など、いろんな表現の言葉を発見することができました。
また、検索結果で出てきたそれぞれの単語はクリックができるので、新しく出てきた単語の類語をさらに表示させることができます。類語を数珠つなぎで次々と調べられるので、「なんか新しい表現ないかなぁ・・・」という時には、必ず新しい言葉に出会えます。
イメージに合わせて言葉を変えれば、確実に表現力が上がります。
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2. 日本語表現インフォ(Webサイト)
使いやすさ・利用頻度:
次の6つのカテゴリについて、その表現・描写を調べられるサイトです。
- 感情
- 感覚
- 人物
- 暮らし
- 風景
- 食べ物
五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)を使った表現をしたい時や、感情の表現をいろいろ変えたい時、モノや人物の描写についてイメージを膨らませたい時に使うと便利です。
例えば『喜び』と入力してみたら、小カテゴリとして
- 嬉しい表情・明るい顔
- 全身で喜びを感じる
- 喜び+他の感情
- ガッツポーズ・ハイタッチ
- 歓声・喜びの声
- 糠喜び
が出てきます。
「全身で喜びを感じる」をクリックすると、『全身で喜びを感じるの表現・描写・類語』として、いろんな表現が出てきます。
日本語表現インフォで調べてみることで、
- 「喜びに震えた」
- 「喜びに興奮した」
- 「腰が抜けるほど面白かった」
- 「充実感に満ちた」
など、情景が浮かびやすい表現に出会うことができました。
比喩表現も調べられる
また、こちらのサイトでは、比喩表現が使われている文章だけを調べることもできます。
例えば『笑う・笑み』をクリックしてみると、笑う・笑みの比喩を使った文章例が、
- 「いたずらっ子のような目つきで笑う」
- 「猫みたいな狡猾な薄笑い」
- 「溶けそうな笑顔」
など、220件も出てきました。
日本語表現インフォでは、実際に小説などで使われている表現が出てきますので、そのまま使うというよりは、アレンジして使いたいですね。
こちらのサイトを色々見ているだけでも、文章表現の語彙力が向上できるはずです。
3. てにをは連想表現辞典(書籍)
使いやすさ・利用頻度:
小説のような文章を書きたい時に、いろいろな表現方法を調べられる書籍です。
日本を代表する作家400人の名表現を類語・類表現で分類しただけあって、22万の文章例に圧倒されると思います。インターネットで連想類語を調べるよりも、もっと深く言葉の意味やつながりを知った上で使いたい時に便利です。
例えば、『楽しむ・喜ぶ』の表現では、
- 「ありがたい」
- 「いそいそ」
- 「うきうき」
など、50音順に連想表現を調べることができます。各項目では文章例も載っていますので、次々に自分の表現したい言葉に出会うことができます。
また、作家の出典も一覧で掲載されています。もしもあなたが小説好きなのであれば、好みの文章表現に出会うことで、好きな物語にも出会えるかもしれません。
1300ページを超える辞典ですので、暇なときにパラパラとめくるだけでも正確な語彙力を圧倒的に鍛えられます。
てにをは辞典(書籍)
使いやすさ・利用頻度:
ちょっと出費はかさみますが、さらに「結合語」がまとめられた『てにをは辞典』と2冊揃えれば、文章無双になれること間違いなしです。
「結合語」とは?
例えば「愛がさめる」という語は「愛」と「さめる」が助詞「が」を介して結びついています。このように結びついた語を本書では「結合語」と呼びます。
「愛」の項目には187例の結合語が並んでいます。
例えば「愛が」に結びつく語は「あふれ出る。生まれる。輝きわたる。涸れる。消える。さめる。成就する。燃え上がる。よみがえる。湧く。心に満ちる。宙に迷う。胸を射る。目に溢れる」。
「愛を」に結びつく語は「あきらめる。味わう。争う。いだく。受け入れる。失う。歌いあげる。打ち明ける。訴える。描く。選び取る。…(他69例)」。
「愛に」に結びつく語は「生きる。打たれる。おぼれる。飢える。渇く。気づく。答える。国境はない。すがる。耐える。…(他17例)」
引用:Amazon『てにをは辞典』内容紹介より
こちらの『てにをは辞典』は、「文章表現」プラス、言葉の使い方である「文章力」をしっかり磨きたい人にピッタリな書籍です。
4. 反対語大辞典(Webサイト)
⇒ 反対語大辞典
使いやすさ・利用頻度:
対義語・反対語・反意語・反義語を調べられるサイトです。バチっと言葉を対比させた文章を書きたい時や、「◯◯の逆の言葉ってなんだっけ?」って時に使うと便利です。
言葉をきれいに対比させると、文章の表現力は格段にレベルアップできます。偉人たちの名言集を読んでみても、言葉を対比させた名言の存在に気づくと思います。
「前進をしない人は、後退をしているのだ」
ゲーテ
「恥は、若者にとって名誉であり、老人には屈辱である」
アリストテレス
言葉が対比された文章は、直感的にわかりやすく、ちょっとオシャレに感じやすく、心に残りやすいんですね。
結果の画面には、調べた言葉の前後に登録されている対義語・反対語も同時に紹介されます。五十音順で似ている言葉や、その反対語を調べたい時には便利です。
ちなみにこちらのサイトでは、英語の反対語を調べることもできます。
5. 対義語・反対語辞典(Webサイト)
使いやすさ・利用頻度:
もうひとつ、反対語を調べるサイトです。こちらのサイトは、対義語・反対語が「あいうえお順」で一覧表示されていますので、言葉をざっと調べてみたい時に便利です。
また、こちらのサイトでは
- 四字熟語
- 三字熟語
- 慣用句
- モノの数え方
も調べることができますので、正しい日本語を使いたい時に参考になります。
6. ネガポ辞典(アプリ)
⇒ ネガポ辞典(アップル用)
⇒ ネガポ辞典(アンドロイド用)
使いやすさ・利用頻度:
スマートフォンで使える無料アプリです。ネガティブな表現をポジティブな表現に変換してくれます。
反応の出る効果的な文章を書くためには、主張したいメッセージはポジティブな表現にすることが大切です。こちらのアプリでは、ポジティブな表現をいろいろと見ることができるので、文章表現の幅が広がります。
例えば『面倒くさがり』で検索してみると、
- 「自分の気持ちに素直」
- 「ここぞという時全力を出せる余力がある」
- 「やりたいこととやらなければならないことの違いを知っている」
と出てきました。
「表現方法をツールに頼るのって、面倒くさがりがすることなのかなぁ」と思いましたが、ツールを使うということは、“ここぞという時のために、全力を出せる余力を残している” ってことでもあるんですね。
確かにポジティブになれます。
7. オノマトペ辞典(Webサイト)
⇒ オノマトペ辞典
使いやすさ・利用頻度:
オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)を調べられるサイトです。
オノマトペとは、
- 「キラキラ光る」
- 「ヒヒーンと鳴く」
- 「ガタンゴトン揺れる」
のような、擬音語・擬声語・擬態語のことを言います。
日本語では感情や五感をオノマトペで表現することも多いので、文章に取り入れることで直感的にイメージしやすくなります。
こちらのサイトの使い勝手はイマイチな感じですが、親しみのある文章にしたい時や、感情にダイレクトに伝わる表現をしたい時にいろいろ見てみると、新たな発見があります。
例えば、カテゴリーの『感情・心理』を開いてみると、
- 「うほうほ」
- 「うはうは」
なんて表現が出てきました。
これらのオノマトペを文章にうまく取り入れれば、確実に表現力がアップして、ウハウハ気分になること間違いなしですね。
8. 日本語の擬態語・擬声語を英語で(Webサイト)
使いやすさ・利用頻度:
もうひとつ、オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)について調べられるサイトです。こちらは、英語の用語について総合的に調べられるWebサイトの、カテゴリーページになります。
サイト自体の作りが古いせいか、使い勝手がめちゃくちゃ悪いのが残念なのですが、オノマトペを調べる時にはわりと優秀なので紹介します。(上で紹介したURL以外のページへ飛ぶと、すぐに迷子になります)
画面の下の方にあるジャンルから、例えば『元気、楽しい』のジャンルをクリックすると、
- 「いそいそ」
- 「うずうず」
- 「ぴんぴん」
なんて表現に出会えました。
ちなみに「いそいそ」を英語で表現すると、「happy and excited」だそうです。
9. 擬音語・擬態語4500 日本語オノマトペ辞典(書籍)
使いやすさ・利用頻度:
オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)を深く調べることができる書籍です。
オノマトペが約4500語も載っているので、圧倒的な知識量を手に入れることができます。オノマトペについて調べたいなら、日本では(おそらく世界でも)この書籍が決定版です。
類似表現や使い分け、歴史についても学べますので、セールスコピーやブログ記事での表現の幅が広がるだけではなく、日本語についての理解も深まります。
オノマトペを使いすぎると子どもっぽい文章になりがちですが、わかりやすくて親しみやすい文章を心がけるなら、オノマトペの力を借りるのが最も簡単で確実な方法です。
10. 感情類語辞典(書籍)
使いやすさ・利用頻度:
75の感情について、身体的な状態や生理的な現象、精神的な表現を調べることができる書籍です。
例えば、『幸福』のページを開くと、外的なシグナルとして
- 「足を大きく伸ばし、広々と構える」
- 「進んで人にボディタッチをする」
- 「目が踊る、輝く、光る」
など、36種類の特徴が紹介されています。
項目としては、そのほかにも
- 内的な感覚
- 精神的な反応
- 強度の、あるいは長期の感情を表すサイン
- 隠された感情を表すサイン
が紹介されていて、書き手のための感情を描くヒントが書かれています。
例文をそのまま使うというよりも、感情表現のイメージを膨らませるために使うと良い書籍です。文章表現力に磨きをかけるために使うツールといった感じですね。
11. 感情ことば選び辞典(書籍)
使いやすさ・利用頻度:
感情を表現する単語を調べられる、コンパクトな書籍です。
インターネットで類語を調べると例文が載っていなかったりしますが、こちらの書籍は意味と簡単な例文が載っていますので、しっかりと言葉を理解して使うことができます。
例えば、『好き』の言い回しを調べてみると、
- 「愛顧」
- 「愛好」
- 「遺愛」
- 「好意」
など、13個の単語に出会うことができます。
サイズがコンパクトなので、電車の中や、カフェでアイデアを練りたい時など、外出先やスキマ時間用として使えるのが便利です。
難点としては、文字が小さいので多少読みにくいかもしれないところです。ですが、ブログや簡単な文章を書く際には、感情が伝わりやすい単語に出会えるので、すごく便利な一冊だと思います。
価格もコンパクトなところが嬉しいですね。
文章表現のポイント
セールスコピーライティングやブログ記事では、小説ほどの表現力は必要ありませんが、読み手の頭の中で鮮やかにイメージできる文章にすることは大切です。
そのためには、次のような書き方を意識します。
- 文章を視覚化できるように五感で表現する
- わかりやすい例えを使う
- 感情が伝わる適切な『言葉』を選ぶ
商品を売るための文章を書きたいなら知っておきたいコツ
共感を得るための文章や、商品を販売するために文章を書くのであれば、あるコツを知っておくと飛躍的に文章力が上がります。
次に紹介するライティング教材の紹介動画では、そのコツを5つ話してくれています。
動画は少し長いですが、時間がある時にぜひ視聴してみてください。あなたがライティングの初心者であれば、必ず文章力を引き上げてくれる発見があるはずです。
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まとめ
以上、文章の表現を劇的にアップさせるために役立つツールを紹介しました。
あなたの文章に最適な『言葉』選びのための時間短縮と、文章の表現力がアップする手助けになれば幸いです。
また、「ブログ記事タイトルにいつも悩む・・・」といった場合も、ツールを使うと便利です。
⇒ 悩む前にコレ!10秒で記事タイトルを自動生成できる素敵ツール5選
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