売上を上げるにはどうすれば良いのか? という疑問の答えとして考えられることは、すごくシンプルです。
売上とは、次の3つの数字から成り立っています。
これは世界ナンバーワンのマーケティングコンサルタントと呼ばれる、ジェイ・エイブラハム氏が提唱した「オプティマイゼーション(最適化)」と呼ばれる概念です。
ビジネスを大きくするためには、この3つの数字を上げるしか方法はありません。
- 客数
- 客単価
- 購入頻度
それぞれの数字を10%ずつ増やせば、全体の収入は33.1%も増加します。25%ずつ増やすと、収入はほぼ倍になります。
この記事では、お客さんの数をアップする5つの方法を解説します。あなたのビジネスではどのように取り入れられるのかを確認してみてください。
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客数をアップして売上を上げる5つの方法
客数をアップする方法は次のとおりです。
- 商品・サービスの新しい使い方を提案する
- 商品・サービスの新しい販路を見つける
- 買わない理由をなくす
- 違うターゲットに売る
- ジョイントベンチャーする
ひとつずつ、解説していきます。
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1. 商品・サービスの新しい使い方を提案する
同じ商品であっても、新しい使い方を提案することができれば、新しいお客さんを獲得できる可能性があります。
例えば、マスキングテープは、もともと建築現場などで塗装を行う際に、色を塗らない部分の保護を目的とした工業用途向けに販売されていました。
それをある時、マスキングテープの色の豊富さと、手でちぎった時の風合いに目をつけたグラフィックデザイナーが封筒を可愛く見せるためにマスキングテープを利用したことで、女性たちの話題となって文房具の一部として人気の商品となりました。
あなたの商品・サービスでも、新しい使い方をすることで、新しいお客さんを獲得できないかを考えてみてください。
新しいアイデアは、オズボーンのチェックリストや水平思考などのフレームワークを使うと出てきやすくなります。
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2. 商品・サービスの新しい販路を見つける
今までの商品の販路とは違う販路を試してみます。お客さんの獲得方法を変えるということです。
もしもWebサイトをまだ持っていないのでしたら、今すぐにでも作られことをお勧めします。新しい商品やお店を探す時には、インターネットで検索しない人はいないほど、Webサイトは強力な販路となります。
日本でインターネットを利用している人口普及率は、82.8 %にあたります。15-59歳までなら9割以上、70歳以上でも約半分の人が利用しています。
出典:総務省「平成26年通信利用動向調査」
ちなみに、まだWebサイトを持っていないのでしたら、WordPressでのサイト構築をおすすめします。
また、地域密着型のフリーペーパーや、新聞での折り込み広告を使っていないのでしたら活用してみてください。FAX-DMも、東京・大阪以外での地方ではまだまだ活用できるツールです。
SNSを試したことがないのなら、FacebookやYouTubeなどの販路も考えられます。今まで使っていない販路で、あなたのお客さんが利用しそうな媒体を探してみてください。
3. 買わない理由をなくす
購入されない理由をなくすことを試みます。
あなたの商品が購入されるためには、お客さんが抱いた商品を買わない理由(不安や疑問)を拭い去る必要があります。
例えば、新商品であるなら、使い方の詳細な説明や、効果がわかる根拠の提示をする必要があります。もしも「商品が高いから」という理由で購入されないのだとしたら、商品が安く感じる説明や、高いことが納得できる理由を伝える必要があります。
さらに、返金保証をするなど魅力的なオファーを提案して、買わない理由をなくしてあげます。
つまり、「買わないと損!」と感じてもらえる条件は何かを考えてみてください。
4. 違うターゲットに売る
《1. 商品・サービスの新しい使い方を提案する》に似ていますが、違うターゲットに売ることを検討してみます。
例えば、美容品を販売していて、本来のターゲット層が20代女性をイメージしているのであれば、肌のケアに関心のある男性にも利用できないかを考えてみます。
近年では乾燥肌を気にする男性向けに、男性専用の化粧水が販売されています。たとえ中身は同じでも、パッケージを男性向けに変えるだけで売れることがあります。
さらに、商品・サービスを分解することも考えられます。
例えば、スーパーマーケットで販売している大根や人参などの野菜は、小さくカットして販売することで、一人暮らし層の人には買いやすい商品になっていますよね。
商品・サービスの特徴が違うターゲットにも魅力的な要素にならないか、また、違った切り口で違うターゲットに響かないかを探してみてください。
5. ジョイントベンチャーする
《2. 商品・サービスの新しい販路を見つける》に似ていますが、自社で全て完結させようというのではなく、他社と組んで売上を上げるという方法です。
例えば、自社の顧客リストに他社の商品を紹介して、売れたら売上の◯%を報酬としてもらうというビジネスモデルを作ります。
反対に、他社の顧客リストに自社の商品を紹介してもらい、売れたら報酬を分配することもできます。すでに人が集まっている場所で、自社の商品・サービスを販売してもらえないかを探ります。
当たり前ではありますが、ジョイントベンチャーをする場合は直接競合ではなく、間接的な競合と組むことが大切です。
また、客数を増やす趣旨とは異なりますが、自社Webサイトに他社の広告を載せることも、ジョイントベンチャーのひとつであると言えます。Webサイトに人を集めることができれば、広告収入や、アフィリエイト収入が見込めます。
あなたのお客さんが集まりそうな場所を考えてみてください。
まとめ
売上を上げるには、「客数」「客単価」「購入頻度」の、3つの数字を上げるしか方法はありません。
客数をアップして売上を上げるには、次の5つの方法があります。
- 新しい使い方を探す
- 新しい販路を見つける
- 買わない理由をなくす
- お客さんを変える
- 他社と組む
同じ商品であっても、ターゲットや商品名を変えただけでブレイクした事例はたくさんあります。どんなビジネスでも応用できる方法ですので、ぜひ新しいアイデアを考えてみてください。
追伸
もしも「自分のビジネスではどんなWeb集客をすればいいの・・・?」という疑問があれば、当サイト(Web活用術。)の特別コンテンツを参考にしてみてください。
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