No.1をつくるアイデア発想法

なぜなぜ分析7つのコツ|個人レベルで使う問題解決法の正しいやり方

なぜなぜ分析

問題解決をするためのロジカルなフレームワークに「なぜなぜ分析」があります。「なぜ?」を複数回繰り返すことで、根本的な原因を究明するアイデア発想法です。

ただし、なぜなぜ分析は実際にやってみると意外と難しい問題解決法です。

使い方を間違ってしまうと、なんの効果も得られないどころか、ますます混乱してしまうことだってあり得ます。

なぜなぜ分析を正しく行うコツを知って、問題解決やアイデア発想に役立ててください。

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なぜなぜ分析 とは?

なぜなぜ分析とは、問題の根本的な原因を探るために、問題が起こった理由が「なぜ発生したのか?」を繰り返し質問することで、真の原因を追求する分析方法です。

企業では、おもに品質管理や労働安全管理などの分野で、順序立てた問題解決に使われています。企業で行う場合は、ブレインストーミングと同様に複数人で行うと良いとされています。

個人レベルでは、思考力を鍛え、迅速に解決策を導くことに役立ちます。

なぜなぜ分析はトヨタから生まれた

なぜなぜ分析はトヨタ自動車から生まれました。トヨタ自動車工業の元副社長だった大野耐一氏が1978年に刊行した著書『トヨタ生産方式』で言及されたことで、広く知られるようになりました。

大野氏は、著書の中で次のように言っています。

一つの事象に対して、五回の「なぜ」をぶつけてみたことはあるだろうか。言うはやさしいが、行なうはむずかしいことである。

五回の「なぜ」を自問自答することによって、ものごとの因果関係とか、その裏にひそむ本当の原因を突きとめることができる。

なぜなぜ分析は、トヨタで生まれたことから『トヨタ式なぜなぜ分析』や、「なぜ?」を5回繰り返すことから『なぜなぜ5回』とも呼ばれます。英語では「5Whys」と訳されます。

なぜなぜ分析の例え

『トヨタ生産方式』では、例題として「機械が動かなくなった場合」の分析が紹介されています。

なぜなぜ分析の例題

引用を元に作成:『トヨタ生産方式』

例題では、「ストレーナーを取り付ける」という対策を発見することができました。

「なぜ?」が2〜3回だった場合は、ヒューズやポンプの交換で終わってしまうところです。その場合、数ヶ月後には、また同じトラブルが発生することになります。

「なぜ?」を5回ほど繰り返すことで、本当の原因にたどり着けるんですね。

なぜなぜ分析のやり方:個人レベルで使う7つのコツ

なぜなぜ分析は、ただ「なぜ?」を繰り返しても上手くはいきません。真の問題解決策にたどり着くためには、いくつかのコツがあります。

個人レベルの問題解決に使う「なぜなぜ分析」のコツを、次の7つにまとめてみました。

  1. 解決するべき問題を明確にする
  2. 分析は事実にフォーカスする
  3. 分析は現象の連鎖でつなげる
  4. 分析する時は複数の要素をまとめない
  5. 質の良い質問を意識する
  6. 分析は具体的に表現する
  7. コントロールできる範囲にとどめておく

コツ1. 解決するべき問題を明確にする

なぜなぜ分析では、解決するべき問題を明確にすることが大切です。なぜなら、問題があいまいな場合は「なぜ?」を質問して出てくる答えも、あいまいな答えになってしまうからです。

例えば、「遅刻が多い」という問題を解決したいとしたら、「なぜ時間どおりに家を出られないのか?」というような明確な問題にします。

コツ2. 分析は事実にフォーカスする

分析は客観的な事実にフォーカスすることが大切です。気持ちや推論にフォーカスしないようにします。

例えば次のような答えは、気持ちにフォーカスしてしまっています。

  • Q:なぜ朝食の準備時間が遅くなる?
  • A:気合が足りないから

気持ちを答えにした場合は、根本的な解決策は得られません。「A:起きる時間が予定よりも10分遅いから」というような、事実にフォーカスします。

コツ3. 分析は現象の連鎖でつなげる

分析は、問題が起こっている現象を連鎖でつなげることが大切です。現象のつながりを飛ばした答えを出さないようにします。

例えば、次のような答えです。

  • Q:なぜアラームが鳴ってもすぐに起きられない?
  • A:夜寝るのが遅かったから

一見良さそうな気もしますが、これはすぐに起きられない直接的な連鎖ではありません。

現象のつながりを意識すると、「A:まだ眠気が残っているから」という答えが出てきます。

「まだ眠気が残っているから」という分析であれば、眠気が残る理由は睡眠時間が足りないのか、睡眠のリズムにも原因があるかもしれないという、複数の原因が見つかる可能性が出てきますよね。

コツ4. 分析する時は複数の要素をまとめない

「なぜ?」から出てきた答えは、複数の要素をまとめないようにします。

もしも複数の要素が混ざったまま「なぜ?」を繰り返した場合は、答えがどんどん複雑でわかりにくいものになってしまうからです。

例えば、次のような答えです。

  • Q:なぜ睡眠時間が足りない?
  • A:眠りにつくのが遅いから

「眠りにつくのが遅い」のは、ベッドであれこれ考えて眠れないのか、そもそもベッドに入る時間が遅いのか、複数の原因が含まれています。

答えが複数個あった場合は、分岐させて個別に進めるようにします。

コツ5. 質の良い質問を意識する

なぜなぜ分析は「なぜ?」で出てきた答えをそのまま質問にすると、間違った方向の答えを導くことがあります。ですので、質問内容を考えることも大切です。

例えば、全てを「なぜ?」の質問にするのではなく、途中から「どうすれば?」の質問に変えることでも、解決策が出やすくなります。

発想を柔軟にして質の良い質問をすれば、質の良い答えが生まれます。

コツ6. 分析は具体的に表現する

分析は具体的な答えであることが大切です。なぜなら、「注意不足だった」「いつもよりがんばる」といった気持ちにフォーカスしたあいまいな答えでは、改善することができないからです。

「いつもよりがんばる」とは具体的に何をするのか? を書き出し、作業内容を明確にすることが大切です。

主語と述語や、数値を入れることを意識すると、具体的に表現しやすくなります。

コツ7. コントロールできる範囲にとどめておく

なぜなぜ分析は、現場レベルで対応できる範囲内に収めておくことが大切です。なぜなら、どこまでも「なぜ?」を繰り返していくと、コントロールが不可能なところにまで範囲が及んでしまうからです。

例えば、「Q:なぜアラームを止めて二度寝する?」の質問を繰り返したことで、「A:仕事量が多くて家に帰るのが遅いから」という答えにたどり着いたとします。

この場合、さらに「Q:なぜ仕事量が多い?」「Q:なぜ労働人数が少ない?」と、遅刻をなくす問題の範囲を超えた場合は、解決策が見当たらなくなってしまいます。

ただし、コントロールが不可能だと思い込んでいる場合もあるので、柔軟に考えることも大切ですね。

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なぜなぜ分析の成功例と失敗例

「なぜなぜ分析」を個人レベルの問題解決法とした使った場合、7つのコツを意識するかしないかでは、出てくる答えがかなり違ってきます。

ここでは、間違いやすい答えの導き方と、正しい答えの導き方の例えを紹介します。

『ブログ記事を書き上げるのに時間がかかる』ことを課題として考えてみます。

「なぜなぜ分析」の失敗例

なぜなぜ分析の失敗例

なぜなぜ分析の失敗例

なぜなぜ分析の7つのコツを意識せずに「なぜ?」を繰り返してみると、なんだか全然違う方向へと進んでしまいました。

  • 複数個の原因をまとめて答えにしてしまう
  • 気持ちにフォーカスしてしまう
  • 答えがボヤけたまま次の質問をしてしまう

このような傾向があると、堂々巡りをする答えが出てきてしまいます。

では、7つのコツを意識してなぜなぜ分析をしてみます。どのように答えが変わるでしょうか?

「なぜなぜ分析」の成功例

なぜなぜ分析の成功例

なぜなぜ分析の成功例

なぜなぜ分析の7つのコツを意識して進めると、一例として『記事概要の見出しを作成する』という答えにたどり着きました。

  1. まずは見出しを作る
  2. 見出しに沿う答えのリサーチをする
  3. 重要ポイントを見つけて結論から書く

すると、書き出しでの作業が止まらずに、ブログ記事を書き上げる時間の短縮ができるという問題解決案です。

“5回” という回数にガチガチにこだわる必要はありませんが、「なぜ?」の質問を正しく繰り返すことで、根本的な原因を見つけることができます。

最後に「どうすれば?」の質問をしてみる

さらに「どうすれば?」を質問することで、問題解決のアイデアが浮かびやすくなります。

なぜなぜ分析の「どうすれば?」

「どうすれば?」の質問で解決策が出やすくなる

例題では、『要点を書き出す』『競合サイトの見出しを参考にする』という、問題解決案を実行するためのアイデアを得ることができました。

さらに「どうすれば要点を書き出せる?」を質問してみれば、『読者が知りたいことを書き出す』というアイデアも出てきます。

問題解決には仮説も大切

なぜなぜ分析では、仮説を立てることも大切です。

一発で真の答えにたどり着くことだけではなく、素早く仮説を立てて検証し、間違っていれば修正することも必要です。

そのためには、事前にどれだけ事実関係を整理しておくかが重要になります。単純な予想だけでは、堂々巡りの迷路に迷い込むかもしれないからですね。

仮説を立てた場合は、完璧主義の罠に陥らないために、時間をかけて100%や90%を目指すのではなく、時間をかけずに80%や70%で良しとする気持ちが大切です。

まとめ

なぜなぜ分析とは、「なぜ?」を5回繰り返して質問することで、真の問題を究明するロジカルな問題解決法です。

根本的な問題にたどり着くためには、7つのコツを意識するようにします。

  1. 解決するべき問題を明確にする
  2. 分析は事実にフォーカスする
  3. 分析は現象の連鎖でつなげる
  4. 分析する時は複数の要素をまとめない
  5. 質の良い質問を意識する
  6. 分析は具体的に表現する
  7. コントロールできる範囲にとどめておく

個人レベルでも使える「なぜなぜ分析」のやり方をマスターして、身近な問題解決に使ってみてください。

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