オウンドメディア

トリプルメディアとは?マーケティング戦略の3タイプの使い分け方

トリプルメディア とは?

トリプルメディアとは、企業と消費者との接点となり得るメディア(媒体)を3つに分類したフレームワークのことを言います。

あなたがこれからWebマーケティングに携わるなら、トリプルメディアの3つのメディアについて押さえておいてください。

トリプルメディアの「ペイドメディア・オウンドメディア・アーンドメディア」の3つのメディアの特徴を知ることで、Web集客の全体像や、お客さんへのアプローチ方法を把握することができます。

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トリプルメディアとは?

「トリプルメディア」という考えが生まれたのは、2006年頃に誕生したソーシャルメディア(閲覧者も同時に発信者になれるメディア)の登場がきっかけです。2009年にアメリカのIT情報サイトで紹介された『マルチメディア2.0』という論文によって広まりました。

日本では、社団法人日本アドバタイザーズ協会のWeb広告研究会が、2010年のWebマーケティングにおいて、「トリプルメディア戦略を考えていくべき」と発表したことから注目を集めるようになりました。

トリプルメディアとは

トリプルメディア

「ペイドメディア・オウンドメディア・アーンドメディア」の3つのメディアには、それぞれ違う特徴があります。この3つのメディアを使い分ける事で、効率的に集客に結びつけることができるようになります。

ペイドメディアとは

ペイドメディア(Paid Media)とは「有料の媒体」という意味で、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌広告のマスメディア、PPC広告、バナー広告など、広告枠を買って配信するメディアのことです。

人の目に触れる機会の多いペイドメディアは、新規客を獲得する目的に使われ、短期的な集客に向いています。

ただし広告では掲載できるスペースに制限があるため、伝えたいことが十分に伝えられない側面があります。

おもなペイドメディア

テレビCM、新聞広告、雑誌広告、リスティング広告、バナー広告

オウンドメディアとは

オウンドメディア(Owned Media)とは「所有する媒体」という意味で、企業が自社で所有できるメディアのことです。

インターネットでのオウンドメディアとは、コーポレートサイトやブランドサイト、ブログにあたります。インターネットに関するメディアだけではなく、自社で発行する広報誌・パンフレットといった実体のある媒体もすべてオウンドメディアに含まれます。

自社が所有しているメディアなので、伝えたい内容は制限なく自由に扱うことができます。広告枠(ペイドメディア)では伝えきれない内容を補完することができますので、ブランディングや長期的な集客に向いています。

また Facebook や YouTube といった、いろいろなメディアをつなぐ中心的な存在としても使えます。

ちなみに自社が所有できるWebサイトとは、自社で用意(またはレンタル)したサーバーを使って、独自ドメインで運営するサイトのことです。ですので、アメブロやライブドアなどの無料ブログサービスは、オウンドメディアではありません。

おもなオウンドメディア

コーポレートサイト、ECサイト、自社運営ブログ、自社運営メルマガ

オウンドメディアを使ったマーケティング

2016年の現在では、消費者との接点を増やすために、自社サービスに関する幅広い情報を発信するサイトを持つ企業が増えています。

このオウンドメディアを使って、見込み客(将来商品を買う可能性のある人)の獲得を目的に運営するマーケティング戦略を、オウンドメディアマーケティングと呼びます。

アーンドメディアとは

アーンドメディア(Earned Media)とは「獲得した媒体」という意味で、Facebook、Twitterに代表されるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のように、閲覧者同士が交流できるメディアのことです。

おもに既存客に向けて、信用や評判の獲得、ファン度を高めることに向いています。また、オウンドメディアで発信した情報を拡散することにも使えます。

アーンドメディアは、閲覧者が自由にコメントできるメディアのため、思い通りにコントロールできない側面があります。扱いを誤ると炎上してしまうこともあるので、注意が必要です。

おもなアーンドメディア

Facebook、Twitter、Instagram、Google+、LINE、口コミサイト

アーンドメディアだけの戦略は要注意

アーンドメディアは、自社が運営しているわけではないので自社の資産にはなりません。アーンドメディア内で発表したコンテンツはGoogle検索には反映されないので、SEOでアクセスを増やすこともできません。

また運営している会社の規定に従わなければいけないので、規定が変わることで、構築していたコンテンツが一気に使えなくなる恐れもあります。

ですので、例えばアーンドメディアの Facebook ページだけを対策するのではなく、オウンドメディアも同時に運営することが大切です。

トリプルメディアの関係について

トリプルメディアの得意分野

トリプルメディアの得意分野

ペイドメディアは人の目に触れる機会が大きく、集客では即効性があります。ですが、広告メッセージは一方通行であるために、消費者から無視されたり警戒されることもあります。

オウンドメディアは広告ほどの即効性はありませんが、消費者に向けて、自社が自由にメッセージを発信することができます。

アーンドメディアには集客力はありませんが、消費者とのコミュニケーションによって評判がつくられますので、顧客との結びつきを強くすることができます。

このように、3つのメディアにはそれぞれ長所と短所があり、それぞれが補完している関係にあります。

現在のトリプルメディアの役割

現在のトリプルメディアは、それぞれが密接に関わり合っていて、厳密に分類することは難しくなっています。

例えば、アーンドメディアである Facebook や YouTube は、広告を出すことができます。ですので、ペイドメディアであるとも言えます。

ペイドメディアでは、短期的に新規客を捕まえる目的以外にも、オウンドメディア内のコンテンツを広告として出して、「関心を持ってもらうこと」を目的にしたアプローチを取ることもできます。

トリプルメディアの3タイプの使い分け方

3つのメディアをマーケティング戦略に使うには、3タイプの使い分け方が考えられます。

インターネットでの基本的な使い分け方

基本的なトリプルメディアの使い分け方については、インターネットに向いている消費者行動モデルのAISAS・AISCEASの流れが参考になります。

aisceasとトリプルメディアの関係

AISCEAS

2005年に提唱されたAISCEAS

  • まずは消費者の認知拡大のために、「注意」の場面でペイドメディアを使います。
  • 「興味」「検索」「比較」「検討」「購買行動」の場面でオウンドメディアを使います。
  • 「情報共有」の場面でアーンドメディアを使います。

ソーシャルメディアのための使い分け方

あなたのお客さんがSNSを生活の中心にしているなら、ソーシャルメディアに向いている消費者行動モデルのVISAS・SIPSの流れが参考になります。

visasとトリプルメディアの関係

VISAS

2010年に提唱されたVISAS

  • 「口コミ」「影響」「共感」の場面でアーンドメディアを使います。
  • 「購買行動」の場面でオウンドメディアを使います。
  • 「情報共有」の場面でアーンドメディアを使います。

コンテンツマーケティングの使い分け方

関係性に変化が生まれている現在のトリプルメディアは、コンテンツマーケティングをすることに向いています。

消費者行動モデルで言えば、DECAX・Dual AISASの流れが参考になります。

decaxとトリプルメディアの関係

DECAX

2015年に提唱されたDECAX

  • 「発見」の場面では、ペイドメディア・オウンドメディア・アーンドメディアの全てを使うことができます。
  • 「関係」「確認」「購買」の場面ではオウンドメディアを使います。
  • 「体験と共有」の場面ではアーンドメディアを使います。

まとめ

トリプルメディアとは、企業と消費者との接点となるメディアを、ペイドメディア・オウンドメディア・アーンドメディアの3つに分類した概念です。

  • ペイドメディア:短期的な集客に向いている
  • オウンドメディア:ブランディング・見込み客の獲得に向いている
  • アーンドメディア:ファン度を高めることに向いている

現在では、ペイドメディア・オウンドメディア・アーンドメディアはそれぞれが絡み合っていて、厳密に分類することは難しくなっています。

ですが、それぞれのメディアの基本的な特徴を理解できれば、あなたのビジネスに合ったWeb集客の全体像が見つかるのではないでしょうか。

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