Webマーケティングに欠かせないのがSEO対策です。SEO対策とは、簡単に言うと「検索で上位表示を狙うための対策」です。
あなたのWebサイトから多くのコンバージョン(申し込み)を獲得するためには、多くのアクセスを集めることが必要になります。
広告を出さない場合は、ブログ記事やコンテンツ記事は、検索結果のなるべく上位に表示されることが重要になります。なぜなら、検索順位が1位の場合と11位の場合では、アクセス数が約30倍以上も違ってくるからです。
この記事では、ブログ集客で重要になるSEO対策の基礎知識についてお話しします。
あなたのブログ(Webサイト)を検索結果の上位に表示させて、より多くのアクセスを集めるために役立ててください。
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SEO対策はなぜ重要?
インターネットを使って知りたい情報を探す時には、多くの人が Google や Yahoo! といった検索エンジン(検索サイト)を使って調べ物をします。
例えばダイエットの方法を知りたかったら、「ダイエット 方法」というようなキーワードを打ち込んで調べますよね。
検索するためのキーワードのことは、
- 検索ユーザー(検索する人)からすれば『検索キーワード』
- SEO対策を考えるWebサイト制作側からすれば『SEOキーワード』
と呼びます。
この検索キーワード(SEOキーワード)を打ち込んだ時に表示される検索結果次第で、アクセス数が大きく変わります。
なぜなら検索ユーザーは、この検索結果の上の方に表示された記事をクリックする傾向があるからです。
それは、
- 上から下へ視線が動くので、上位ほど自然と目につきやすいから
- ランキング上位ほど、検索した内容と合致してそうに感じるから
といった理由があるからですね。
例えば、月間で5000回検索されるSEOキーワードなら、検索1位であれば月間で約1500回クリックされます。ですが、検索11位なら約50回、検索21位以下なら約25回未満となってしまいます。(SEOキーワードや競合によって数値は異なります)
ですので、自社サイトの記事を、SEOキーワードで検索上位に表示させる対策が大切なんですね。
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SEO対策の基本知識
SEO(エス・イー・オー)とは、「Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)」の頭文字をとった言葉です。日本語にすると「検索エンジン最適化」と訳されます。
SEOは、次のように定義されています。
SEOは、ある特定の検索エンジンを対象として、検索結果でより上位に現れるようにウェブページを書き換えること。またはその技術のこと。
参照サイト:wikipedia/検索エンジン最適化
SEOの黒歴史
2011年頃までの話ですが、SEOには暗闇の時代がありました。
SEOの定義である「より上位に現れるようにウェブページを書き換えること」という意味を、検索エンジンを騙すテクニックだととらえた人たちがいたためです。ある技術をもって、強引に上位表示させようとした人たちです。
その技術は「ブラックハットSEO」と呼ばれ、本来は価値のないページでも、検索エンジンを騙して上位表示させようとするものでした。
例えば、以前は被リンク(他のサイトから自社サイトへのリンク)が多いほど、優秀なサイトであると評価されていました。(※現在でも被リンクは重要です)
本来の被リンクが重要な意図は、
というものです。
ですが、リンクは本来のコンテンツの評価とは関係なく売買され、たとえ無価値なページであったとしても、自分でわざと被リンクを増やして上位表示されるようになっていました。
ブラックハットの一例
- 被リンクを買ってつける
- サイトを大量につくって、そこから被リンクをつける
- ページ内に不自然なほどキーワードを詰め込む
このようなブラックハットSEOを無効化するために、検索エンジンを提供しているGoogleは検索エンジンのアルゴリズム(計算方法)に改善を重ねて、パンダアップデートやペンギンアップデートに取り組み、価値のないページを上位表示させないようにする試みを続けてきました。
その結果、現在では検索エンジンのシステムも向上して、ブラックハットSEOの偽装工作はほとんど通用しなくなっています。
現在のSEO
現在では、Googleの技術の進化のおかげで、検索するユーザーにとって優れたコンテンツさえ作っていれば、自然と上位表示されるようになっています。
Googleの目的は、検索した人に適切なページを提供することです。
例えば、「ダイエット 方法」と検索すれば、ダイエットをするための方法が書かれた最も優れた記事が表示されます。「ダイエット 方法」と検索したのに、無関係なページばかりが上位表示されてしまったら、誰もGoogleの検索エンジンを使おうとは思わないですもんね。
最も適切なページを表示できるからこそ、検索ユーザーはGoogleを信頼して利用し、Googleに人が集まるからこそ、企業はそこに広告費を払うわけです。
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Googleが掲げる10の事実
Googleは、検索する人のことを第一に考えた「ユーザーファースト」を掲げています。このGoogleの宣言から、SEO対策のヒントが見えてきます。
Googleが掲げる10の事実
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能します。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
参照サイト:Googleが掲げる10の事実
Googleの真意
Googleは、「ユーザーを第一に考え、ユーザーの求めているものを提供する」と言っています。また「金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することはない」と宣言しています。さらに、「検索問題を解決することだけに焦点を置いている」と言っています。
つまり、検索するユーザーのために優れたコンテンツをつくれば上位表示されるということです。
特化したページが有利
Googleは、「1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番」だと言っています。つまり、広く浅い情報のページよりも、狭く深い情報のページの方が価値が高いです。
表示速度を早めること
Googleは、「ユーザーのためにスピードを重視している」と言っています。つまり、少しでも表示速度を早めることが大切です。
スマホ対策すること
Googleは、「どこにいても検索を利用できるようにする」と言っています。つまり、パソコンだけではなく、スマートフォンやタブレットなど携帯端末にも対応しているページの方が有利です。
なるべくテキスト表示させること
Googleは、「全世界のユーザーにすべての言語で情報へのアクセスを提供することを目標としている」と言っています。現在は海外のサイトであっても、自動翻訳ができるようになっています。
そのため、文字を表示させる時は、画像ではなくテキストにした方が有利です。
求めている答え以上の答えを用意すること
Googleは、「すばらしいでは足りない」と言っています。検索して出てきた答えが、求めている以上の答えであることを望んでいます。
ですので検索キーワードで上位表示されるには、ただ答えを書いた記事ではなく、それ以上にユーザーを満足させる情報が必要です。
検索上位表示させる基本となる3つのSEO対策
Googleの真意に沿ったコンテンツづくりを心がければ、検索上位表示されるようになります。そのためにはSEO対策の基本となる、次の3つの対策をすることが有効です。
- コンテンツSEO対策
- 内部SEO対策
- 外部SEO対策
コンテンツSEO対策 とは
コンテンツSEO対策とは、コンテンツの中身を充実させることです。
検索するユーザーのために、100%以上の答えを提供するコンテンツを作ることが大切です。3つの対策の中では、一番重要な対策になります。
さらに、100%以上満足させるコンテンツを提供することは、自社サイトでのコンバージョン率のアップにもつながります。
例えば、あなたの趣味が釣りで、新しい釣竿が欲しくて「釣竿 種類」とSEOキーワードを打ち込んだとします。
検索結果から閲覧したサイトが『釣竿の種類の一覧が紹介されているだけのサイト』と、『釣竿の種類の特徴と比較、適している釣り、投げ方のポイントを教えてくれているサイト』があったとしたら、どちらのサイトがあなたにとって役に立ちますか?
どちらのサイトで釣竿を購入したいと感じるでしょうか?
Googleは、ユーザーにとって、より有益なページを上位表示させるようにしています。ですので、検索したSEOキーワードについての “答え以上のコンテンツ” を提供することが、ユーザーから閲覧してもらいやすくなります。
コンテンツSEOの基本はキーワードを知ること
あなたのコンテンツ(ブログ記事)を読んでもらうためには、あなたの想定するお客さんがどのようなSEOキーワードを使って検索するのかを知る必要があります。
あなたが書きたい記事をただ書いたとしても、誰からも検索されないような内容やSEOキーワードを使っているとしたら、アクセスはなかなか集まりません。
あなたが書きたいことではなくて、検索ユーザーが知りたいことを書くことが大切です。
あなたが選ぶSEOキーワードに需要があるかどうかは、グーグルキーワードプランナーを使うと便利です。
内部SEO対策 とは
内部SEO対策とは、検索エンジンのために見やすいサイトにすることです。
内部SEO対策を理解するには、クローラーの存在と、検索順位が決定される仕組みを知っておくと理解が深まります。
検索エンジンにとって読みやすい文章構成にする
例えば、改行も小見出しもない文字の羅列のような構成のページだとしたら、ユーザーにとっては読みにくい記事になってしまいますよね。同じように、検索エンジンにとっても読みやすい文章構成というものがあります。
検索エンジンにとって読みやすい文章構成にするには、
- h1タグにキーワードを入れる
- 見出しタグを使い分ける
- 画像にファイル名を設定する
といったことを対策する必要があります。
検索エンジンにとってわかりやすいサイト構成にする
また、サイト全体の構成についても整理することが大切です。サイトの中で見たいページに到達するのに不便なサイトだと、人にとっても検索エンジンにとっても不親切な構成です。
例えば、玄関を開けたらいきなりトイレがあって、トイレを通らないとリビングに行けないような家があったとしたら変な感じがしますよね。Webサイトの構成も、変な構成にならないようにする必要があります。
検索エンジンにとってわかりやすいサイト構成にするには、
- 2クリック以内に全ページへアクセスできるようにする
- パンくずリストを設定する
- サイトマップを作成する
といったことを対策する必要があります。
外部SEO対策 とは
外部SEO対策とは、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアやPPC広告などを使って、サイトの存在をより多くの人に知ってもらう対策をします。
例えばFacebookで多くの「いいね!」を集めるような記事は、被リンクがつきやすく、検索エンジンにとって評価が高くなりやすい傾向があります。
被リンクは現在でも重要な要素です。
ただし前述したとおり、自作自演で被リンクをつけるようなブラックハットSEOは現在では通用しません。高い質のコンテンツをつくることで、自然な被リンクを受けることが最も重要なことです。
- 激戦キーワードでも上位表示できる方法
- SEOの都市伝説は一切無視しても上位表示できる方法
- わずか30ページのサイトでも月間16万PVのアクセスを集めた方法
- Googleアドセンスで毎月60万円の報酬を獲得した方法
まとめ
SEO対策の基本となるのは、人と検索エンジンの両方にとって見やすいサイトづくり、コンテンツづくりをするということです。
3つのSEO対策で重要な順番は、コンテンツSEO > 内部SEO > 外部SEO です。
検索で上位表示させるためには、ユーザーが検索する疑問に対して100%以上の答えを用意することが大切です。Googleが求める「ユーザーファースト」を実践しているページが上位表示されます。
ぜひ、読み手にとって100%以上の満足を得られるコンテンツづくりを心がけてみてください。
追伸
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