Webマーケティング術

Webマーケティングとは?種類と役割を分布図で理解する!

2016-01-05

Webマーケティングの全体像

インターネットを使ったマーケティングって何をすればいいの? という答えを知るためには、次の2つを理解することが近道です。

  • Webマーケティングの種類と役割
  • Webマーケティングの全体像とその流れ

この記事では、Webマーケティングの種類と役割について解説します。

まずはWebマーケティングの本質と種類を確認してみてください。

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Webマーケティング とは

そもそも、マーケティングとは「商品を売れやすくする仕組み」のことです。

ですのでWebマーケティングとは、「インターネットを使ってビジネスを売れやすくする仕組みをつくる」ことだと言えます。

ですが、次々と出てくる新しいWebマーケティングは、集客ツールの名称として使われるところがあります。

例えば、

  • Facebookを使った集客方法は「Facebookマーケティング」
  • LINEを使った集客方法は「LINEマーケティング」
  • Instagramを使った集客方法は「Instagramマーケティング」

と呼ばれます。

リアルな媒体で言い換えれば、

  • 新聞紙に広告を出せば「新聞紙マーケティング」
  • 雑誌に広告を出せば「雑誌マーケティング」
  • 名刺交換から集客しようとすれば「名刺マーケティング」

と呼んでいるようなものなんですね。

もしもWebマーケティングの本質を知らなかったとしたら、「これからは◯◯マーケティングが主流!」という情報が出てきただけで、本質とは離れた集客手段に惑わされるハメになってしまいます。

そうならないためにも、まずは現在耳にするWebマーケティングの種類を知っておいてください。

大まかなWebマーケティングの種類と役割は次のとおりです。

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Webマーケティングの種類と役割

マーケティング分布図

マーケティング分布図

マーケティングの分布図は、上の図のようなイメージになります。図にしてみて改めて感じたのですが、重なり合っているところが多くてカオス状態ですよね。

余計に混乱してしまうかもしれませんが、今はまだ、どんな種類があって、どんな役割があるのかをつかんでもらえれば大丈夫です。次の記事でWebマーケティングを理解できるようになります。

  • コンテンツマーケティング
  • オウンドメディアマーケティング
  • インターネットマーケティング
  • Webマーケティング
  • SNSマーケティング
  • SNS広告
  • ブログマーケティング
  • 口コミマーケティング

では、それぞれのマーケティングの役割について、範囲の大きい順から解説していきます。

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コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、見込み客(将来あなたの商品を買ってくれる可能性のある人)にとって有益なコンテンツ(情報)を提供することで、継続的に優良顧客の獲得を目指そうというマーケティングです。

インターネット上のオンラインだけではなく、広報誌を発行することやDVDを制作すること、書籍を出版するといった、オフラインで行うことも含めたマーケティングです。

コンテンツの種類は、ブログ記事、レビュー、ケーススタディ、ホワイトペーパー、ポッドキャスト、スライドショー、動画、書籍、PDFファイル、e-Book、SNS、メールマガジン、プレスリリースと、多岐にわたります。

オウンドメディアマーケティング

オウンドメディアマーケティング

オウンドメディアマーケティングとは、企業(個人)が自由に運営できるメディアを使って情報発信を行うマーケティングです。コンテンツマーケティングの一部だと言えます。

目的もコンテンツマーケティングとほぼ同じです。

本来の意味で言えばコンテンツマーケティングと同じく、DVDやパンフレット、ダイレクトメールといった実態のある媒体も含みます。ですが一般的には、自社が自由に運営できる「ブログ形式のWebサイト」を指す傾向があります。

コンテンツマーケティングがSNSの媒体を含んでいるのに対して、オウンドメディアマーケティングでは含まれません。

インターネットマーケティング

インターネットマーケティング

インターネットマーケティングとは、インターネットや e-mail に関するマーケティングのことです。

オンラインに関するコンテンツマーケティングやオウンドメディアマーケティングも含まれる、大きなくくりの総称です。

インターネットという媒体を使った、Webサイト、SNS、メールマガジンなど、集客から販売までの全てを含めたマーケティングの総称です。

Webマーケティング

Webマーケティング

Webマーケティングとは、インターネットの中でもWebサイトに絞ったものを言います。

ただし、「インターネットマーケティング」との境界線は一般的には曖昧で、総称して「Webマーケティング」と呼ばれることも多いです。ですので、当サイト(Web活用術。)でもわかりやすくWebマーケティングとしています。

自社Webサイトに販売ページを用意して収益を上げる。あるいは、問い合わせや資料請求をしてもらうことで集客に結びつける戦略です。SEO対策やPPC(ペイ・パー・クリック)広告についても、Webマーケティングの一部として扱われています。

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)マーケティング

SNSマーケティング

SNSマーケティングとは、Facebook、Twitter、YouTube、Instagram などのSNSを使って、お客さんとの信頼関係を強めていこうというマーケティングです。

SNSは、トリプルメディアという概念の中では、「アーンドメディア」と呼ばれる媒体です。

『Facebookマーケティング』『LINEマーケティング』『Instagramマーケティング』など、新しいSNSが登場するごとに、「これからは◯◯マーケティング!」という情報が流れます。

人は新しい媒体に注目しますから、登場してから一定期間までは確かに人が集まりやすい傾向にあります。ただし、SNSを使って人を集める手段は、数ある集客方法の一つでしかありません。

SNSは各種特徴はありますが、どちらかといえば、すでに購入してもらった顧客に対して、よりファン度を高めてリピーターになってもらうことに向いているマーケティングです。

なぜなら、SNSはプライベートを共有する場所なので、売り込み広告のような商品紹介ばかりをしていると敬遠される傾向にあるからです。

そして、SNSを使った「◯◯マーケティング」の内容の多くは、SNSに広告を出して人を集める方法を指した名称だったりします。

SNS広告

SNS広告

SNS広告とは、SNS内に出稿する広告のことです。

SNSで出稿する広告は、認知拡大を狙う施策ではありますが、直接的に販売へと誘導するものではなく、興味を持った人(=見込み客)を集めるための広告として捉えた方が良い側面があります。

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ブログマーケティング

ブログマーケティング

ブログマーケティングとは、ブログというメディア(媒体)を使って、見込み客や顧客へ向けて有益な情報を発信して、信頼の獲得や集客をしようというマーケティングです。

個人ビジネスや小さな会社なら、やることはオウンドメディアマーケティングとほとんど同じです。

コンテンツマーケティングの中にオウンドメディアマーケティングがあり、オウンドメディアマーケティングの中にブログマーケティングがあるというイメージです。

トリプルメディアという概念のうち、自社で運営するブログならオウンドメディアの一部であり、無料ブログなど他社で運営するブログならアーンドメディアの一部と言えます。

口コミマーケティング

口コミマーケティング

口コミマーケティングとは、話題になるようなキャンペーンや記事をつくって、SNSを使って口コミを意図的に広めようというマーケティングです。

口コミの広げ方によって、「バズマーケティング」「バイラルマーケティング」に分かれますが、大きな違いはありません。

バズマーケティング

バズ(Buzz)とは、英語で「ハチや機械の『ブーン』という音」の意味があります。マーケティングでは、「うわさ話などでガヤガヤ騒ぐ」といった意味として使われています。

ブランドの話題を喚起するために、有名人や影響力の高い「オピニオン・リーダー」と呼ばれる人物に情報を発信してもらい、不特定多数の人に一気に広めようとするマーケティングです。

バイラルマーケティング

バイラル(Virus)とは、英語で「ウィルス性の」という意味があります。マーケティング用語としては、「まるでウィルス性の感染症のように、じわじわと口コミが広がっていく」といった意味として使われています。

インターネットやメールによって、参考になったり、面白いと感じるコンテンツを不特定多数にじわじわと広めようとするマーケティングです。

Webサイト(ブログ)をSNSと連携させて拡散すれば、一度記事を投稿しただけで、数十万のアクセスにむすびつく可能性があります。ただし拡散はユーザー次第なので、予想が立てづらい側面があります。

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まとめ

以上、Webマーケティングの種類と役割について解説をしました。

Webマーケティングとは、インターネットの媒体を使って、いかに

  • 見込み客を増やすか
  • 販売を増やすか
  • リピーターを増やすか

というための戦略です。

見込み客を増やすためには、コンテンツマーケティング、オウンドメディアマーケティング、ブログマーケティングが有効です。

販売を増やすためには、コンテンツマーケティングやPPC広告で、自社Webサイトの販売ページへの流れを作ることが有効です。

リピーターを増やすためには、オウンドメディアやSNSを活用することが有効です。

次の記事では、Webマーケティングの「流れ」を解説します。
Next⇒「Webマーケティングの流れとは?全体像がわかれば戦略がわかる!

追伸

もしも「自分のビジネスではどんなWeb集客をすればいいの・・・?」という疑問があれば、当サイト(Web活用術。)の特別コンテンツを参考にしてみてください。

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  • この記事を書いた人

高木浩一

心理学と脳科学が好きなマーケティング・Web集客の専門家/解脱しかけのゲダツニスト/ 大企業のマジメな広告デザインから男性を欲情させるアダルティな広告デザインまで、幅広い分野を経験した元グラフィックデザイナー。心理面をカバーしたマーケティングとデザインの両方の視点をもつ。個人が個人として活躍する時代に向けて「使えるマーケティング」をモットーに情報発信中。

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