Webマーケティング術

Webマーケティングの流れとは?全体像がわかれば戦略がわかる!

2016-01-06

Webマーケティングの流れ

Webマーケティングって何をすればいいんだろう? という疑問は、Webマーケティングの全体像とその流れを知ることで解消できます。

Webマーケティングの種類と役割がなんとなく理解できたら、次はWebマーケティングの全体像とその流れをつかんでください。流れがわかれば、何を対策すれば良いのかがわかるようになります。

Webマーケティングの流れは、大きく分けて2つあります。

  • 自社Webサイトに流入するまで
  • 自社Webサイトに流入してから

この記事では、Webマーケティングの流れと、取るべき対策について解説します。Webサイトから収益を上げるために役立ててください。

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Webマーケティングの流れ:自社Webサイトに流入するまで

あなたの商品を買ってくれる可能性のある人(見込み客)が、あなたのWebサイトにやってきて、商品を購入(目的によっては資料請求など)してくれるまでの流れを、下の図で表してみました。

Webマーケティングの流れ

Webマーケティングの流れ

あなたのWebサイトへ人がやって来る流入方法は、大きく分けると5つあります。

5つの流入方法

  1. 検索からの流入
  2. 他サイトのリンクからの流入
  3. SNSからの流入
  4. メルマガからの流入
  5. 広告からの流入

流入元は変わることがあっても、最終的には販売ページ(ランディングページ)へ誘導する全体の流れは変わらないことを覚えておいてください。

あなたがするべき対策は、自分のWebサイトの販売ページへ、どうやって多くの人を集めるかです。

広告からの流入は、基本的にはダイレクトに販売ページへ誘導します。それ以外の流入は、販売ページ以外の自社Webサイト内のページであることに注目してください。

5つの流入方法について、ひとつずつ解説していきます。

1. 検索からの流入

検索からの流入とは、Google や Yahoo! といった検索エンジンを使って、なんらかのキーワードで検索した結果、あなたのサイトを見つけてやってくる流入方法です。

検索する人の90%は、何かの情報を知るため、あるいは疑問を解消するためだと言われています。商品購入のために検索する人は、1%ほどだとも言われています。

2. 他サイトのリンクからの流入

他サイトのリンクからの流入とは、あなたのWebサイトのブログ記事などが評価されて、他のサイトで紹介された結果、そのサイトに訪れた人がリンクを辿ってやってきてくる流入方法です。

見込み客に有益な情報を提供することで、多くのサイトで紹介されれば、他サイトからの流入で多くの見込み客を獲得することが期待できます。

一昔前は、いかに多くの被リンク(自社サイトへのリンク)を獲得するかが重要視されましたが、現在ではコンテンツの質(情報の内容)が一番重要視されています。

3. SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)からの流入

SNS からの流入とは、Facebook や Twitter などのソーシャルネットワークからの流入方法です。

企業側から見込み客へ SNS を通じて情報を届けることで、Webサイトへ訪れてもらいます。旬の情報を直接届けることができる利点があり、一気に情報が拡散できる可能性もあります。

一方で、発信する情報はフロー型と呼ばれ、すぐに流れて埋もれていきます。Google や Yahoo! で検索しても、情報が引っかかることはありません。ですので、情報発信にはタイミングが重要になります。

また、SNS はコミュニケーションを取る場所です。共感を得たり、ブランド認知向上や、ファン度を高めることに向いています。ですので、SNSを使って商品のアピールばかりしていると、敬遠されてしまう傾向があります。

4. メルマガからの流入

メルマガに関しては、一度はあなたのWebサイトに訪れた後で、あるいは他の方法でメールマガジンに登録してもらう必要があります。

ですが利点としては、企業側から見込み客に、直接情報を届けることができます。

あなたのWebサイトについて良い印象を抱いてる見込み客の場合は、新しい記事を紹介することで自社Webサイトに来てもらうことができます。

あるいはキャンペーンを紹介することで、直接販売ページ(ランディングページ)へ誘導しても、購買につながる可能性が高くなります。

5. 広告からの流入

広告からの流入とは、リスティング広告やリターゲティング広告を打つことで、あなたのWebサイトの販売ページ(ランディングページ)に、直接やってきてもらう流入方法です。

「今すぐ問題を解決したい!」という、すでに買う準備ができている人を呼び込むので効果は高いです。ただし、このような人はインターネットを利用する全体数の1%とも言われています。

ですので、自社Webサイトのブログ記事を広告に出して、まずは「自社で扱うビジネスに興味を持ってもらうこと」を目的にする企業も増えてきています。

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流入ルートについて対策する

5つの流入方法について、どのルートからの成約が多いかを見てみます。その結果、もっとも成約率の高いルートの人数を増やすように対策します。

一般的には、次の順番で成約数が多くなる傾向があります。

メルマガ > 広告 > 検索 > SNS > 他サイトのリンク

メルマガ読者を増やす方法

メルマガからの流入を増やすためには、まずはあなたのWebサイトへの流入を増やすことが大切です。

そして、メールマガジンを購読してくれる人数を増やすためには、メルマガならではの情報を発信することを心がけ、そのことをWebサイト内でアピールします。

広告からの流入を増やす方法

広告からの流入を増やすためには、広告量を増やします。

Googleアドワーズ広告、Yahoo!プロモーション広告、リターゲティング広告、SNS広告、動画広告などを増やします。

広告は、直接ランディングページへ誘導する方法と、自社Webサイト内のブログ記事ページへ誘導する方法があります。

「今すぐ商品が必要だし欲しい!」という人へは、直接ランディングページへ誘導します。それ以外の「興味がある程度」の見込み客に対しては、興味深いブログ記事へ誘導することで、あなたのWebサイトの認知拡大と興味づけを行います。

検索からの流入を増やす方法

検索からの流入を増やすためには、あなたのWebサイトでは、販売ページだけではなく、ブログ記事などで情報を提供するページを用意します。

例えば、自社サイトが会社案内や商品紹介だけの5ページの場合と、関連情報を含めた100ページの場合では、いろんな検索キーワードから流入してくる可能性が大きく違うことはお分かりになると思います。

いろんな検索キーワードから流入してきた見込み客に対して答えを提供し、そしてランディングページへと導いていきます。これはオウンドメディアマーケティングやブログマーケティングという考え方です。

あなたのWebサイトを見つけてもらうためには、検索結果の上位にブログ記事を表示させる必要があります。そのためには、キーワードとページ構成やSEOの知識について、なによりコンテンツ(ブログ記事)の質について対策をする必要があります。

SNSからの流入を増やす方法

SNSからの流入を増やすためには、あなたの運営するWebサイト内(ブログ記事直下)に、SNSのシェアボタンを設置します。

シェアしたくなるような面白いコンテンツや、ためになる情報を発信すれば、「いいね!」やリツイートしてくれたルートから流入が増えます。

Webマーケティングの流れ:自社Webサイトに流入してから

自社Webサイトにできるだけ多くの人を流入することができたら、つぎの対策は、商品・サービスを “欲しい” 気持ちになってもらうことです。

そして、ランディングページに誘導します。

そのためには、いろいろな情報(コンテンツ)を用意する必要があります。

見込み客は、「今すぐに商品が必要だし欲しい!」という人たちばかりではありません。大きく分けると、次の4タイプに分類できます。

  • 《今すぐ客》:今すぐに商品が必要だし欲しい!
  • 《お悩み客》:欲しい気持ちはあるけど、必要ってわけじゃない・・・
  • 《そのうち客》:必要なんだけど、今すぐってわけじゃない・・・
  • 《まだまだ客》:興味はあるけど・・・

「興味はあるけど・・・」の人を狙うのがコンテンツマーケティング

この4タイプのうち、そのほとんどが、あなたが扱う商品・サービスについて「興味はあるけど・・・」の人です。

ですので、まずは《まだまだ客》へ向けて、商品・サービスに関する正しい知識や関連する知識について、または、あなたへの信頼度を高めるコンテンツを用意します。

そして、思い込みをなくすようなコンテンツや、類似商品との比較がわかる記事を提供することで、自然と “欲しい” 気持ちになってもらうようにします。このような対策を、コンテンツマーケティングと言います。

見込み客に “欲しい” という感情になってもらう方法は「見込み客の4段階の意識レベルに合わせたコンテンツづくりをしていますか?」の記事で解説しています。

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まとめ

Webマーケティングの全体像とその流れは、基本的にはどれも同じです。

Webマーケティングの流れで押さえるべきポイントは、2つあります。

  1. 多くの見込み客を、自社Webサイトへ誘導すること
  2. 自社Webサイトへ多くの見込み客を呼び込み、買いたい気持ちを高めること

販売ページへの流入数が少なければ、多くする対策が必要です。販売ページでの成約率が悪ければ、オファーやデザイン、コピーライティングについて改善する必要があります。

まずは販売ページを用意して、それから、その販売ページへどうやって多くの見込み客を誘導するのかを考えてみてください。

追伸

もしも「自分のビジネスではどんなWeb集客をすればいいの・・・?」という疑問があれば、当サイト(Web活用術。)の特別コンテンツを参考にしてみてください。

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  • この記事を書いた人

高木浩一

心理学と脳科学が好きなマーケティング・Web集客の専門家/解脱しかけのゲダツニスト/ 大企業のマジメな広告デザインから男性を欲情させるアダルティな広告デザインまで、幅広い分野を経験した元グラフィックデザイナー。心理面をカバーしたマーケティングとデザインの両方の視点をもつ。個人が個人として活躍する時代に向けて「使えるマーケティング」をモットーに情報発信中。

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